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雨、雨、雨

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・今年は空梅雨で河口湖の水量が減ったと話題になっていたのに,8月になると雨が降る日が多くなった。台風も連続してきて、過ぎた後も一過とはならずに秋雨前線が停滞した。家の中はかび臭いし、薪にはカビやキノコができてしまっている。バルコニーの椅子もすっかり腐ってしまった。こんな天気が10月になっても続いている。お陰で自転車に乗る日も飛び飛びで,遠出も一度もできなかった。

・パートナーのリハビリにと毎週プチ山歩きをしてきたが、せっかくの夏休みなのに8月は裏山の黒岳,9月も篭坂峠を歩いただけだった。リハビリの帰りに一人で登っていた羽根子山にもあまり行けない日が続いたようだ。8月の末に義兄の別荘がある那須に出かけたが,天気はやっぱり雨で、せっかくだからと「平成の森」を歩いた。歩くのも自転車に乗るのも、精一杯とはとても言えない,不満足な夏だった。

・他には隔週で両親が住む老人ホームと孫の顔を見に都内に出かけた程度だった。孫は寝返りを打つようになり,お座りやハイハイするようになった。人見知りをして、近づくとじっと見つめて泣かれてしまうようになって,気軽にだっことはいかなくなった。会うたびに成長している様子には,改めてびっくりしてしまう。

・他方で、母親の物忘れがひどくなっていることや,父親がことばを話せなくなってきていることなど、衰えもまた確実に進んでいることも実感した。父は一週間ほど入院して,また老人ホームに戻ってきたが,食事をほとんどしていないようで、ちょっと心配な日が続いてる。先日はたまたま帰りの車で運転しながら食べようと買ったホットドッグを食べたがった。ホームの食事よりはそんなものを食べたがるのなら,何でも食べたいものを調達したらいいのだが、毎日行くわけにはいかない。

forest136-3.jpg・今年は訪ねてきたのも甥一家の一組だけだった。ただしもうすぐ3歳になるY君は活発で、一緒に遊んですっかりくたびれてしまった。電車や自動車が好きで、おもちゃをいっぱい持ってきたし,我が家にある積み木やスバルのチョロQ、それに沖縄ですっかり気に入った歌をまねて、ギタレレをもって熱演をした。普段は二人だけの静かな暮らしの中に、超弩級の嵐が吹き荒れた数日だった。

・大学の仕事が始まって,いよいよあと半年ということになった。最後でもやっぱり、新学期が近づくと登校拒否症状が現れた。ゼミの4年生は夏休みが終わっても卒論の途中経過を持ってこないし,3年生が書いてきた夏休みの宿題も、一生懸命やったのものはほとんどない。天気の悪いのと蒸し暑いのが重なって、いらいらが募ってしまう。

・『レジャー・スタディーズ』(世界思想社)のメンバーを中心に企画した「特別講義」が始まった、トップバッターは薗田碩哉さん。板書を交えた話に200名弱の学生が熱心に耳を傾けた。「はじめに暇ありき」をことばの語源から解き明かしたお話は,学生にとって目から鱗の話だったようだ。

forest136-2.jpg・冬に向けて風呂場の洗い場を床暖にする工事をした。タイルの上から床暖のパイプを張り、モルタルで埋めて、御影石を貼りつけた。大工さんをはじめ、床暖、水道、タイル、そしてコーキングと,それぞれ専門の人が代わる代わる来て,手際よく1週間ほどで仕上げてくれた。仕事から帰ると毎日現場が変わっていて,見るのが楽しみだった。ただし、その間は風呂は使用不能で、ゆっくり身体を温めることができなかった。寒くなってもひんやりすることもなく、服を脱いで風呂に入ることができる。もちろん、パートナーの身体を考えての修復工事だが、僕ももう若くはない。

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2016年10月03日 06:20に投稿されたエントリーのページです。

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