« 閑人になって1年 | メイン | 雪のない冬 »

旅から帰って

forest156-1.jpg

forest156-3.jpg・15日間の旅から帰ってきた。3200kmほどを一人で運転し、事故もこわい思いもしなかったが、知人宅を訪ねた時に少しこすって、へこみとペンキのハゲができてしまった。目立つから修理しようと思うが、自分でではなく業者に頼もうと思っている。アウトバックはアメリカ仕様で、幅も高さも大きいから、街中のホテルでは駐車できずに、近くの駐車場に止めざるをえなかった。去年の四国旅行は街外れの休暇村やかんぽの宿が多かったから、改めて、大きいことのマイナスが気になった。もっとも、長期の旅行では車内が広いし、座席もゆったりしていて、運転疲れも少なくて済んだのだと思う。とは言え、帰って数日は体がだるく、頭もぼーっとして、日常モードに戻らなかった。

forest156-2.jpg・街中のホテルにしたのは、食事を近くの居酒屋などでしようと思ったからだった。旅館やホテルの食事はにぎやかで量が多くて、食べ過ぎてしまうし、パートナーは食べきれない。で、適当な所を事前にチェックしておいた。広島の牡蠣、福岡や佐世保での刺身、長崎のちゃんぽん、鹿児島の鰻、宮崎の牛肉などに舌鼓を打ったが、一番は熊本のとんかつだった。旅の最後の阿蘇と湯布院は夕食付きの宿で、阿蘇は肥後牛、湯布院は豊後牛がメインだったから、3日連続で霜降り牛を食べることになった。おいしかったが赤身の肉が欲しくなった。

・帰宅途中にいつものスーパーで一週間分の買い物をした。ピーマンは宮崎、アサリは熊本、いちごは福岡、牛肉や黒豚は鹿児島、そして買わなかったが鰻も鹿児島で、改めて毎日食べているものが日本全国からやってきていることを実感した。もちろん、他にも北海道や東北、北陸や中国地方からやってくるものもある。ついでに言えば、良く買うアスパラはメキシコだし、ニンニクはスペインだ。別府から大阪へのフェリーの大半が大型トラックだったのもうなづけるというものである。そう言えば鹿児島の居酒屋では、鰻の生産量は日本一なのに、市内に鰻屋ががあまりないと話していた。地元の人が食べるものと、生産しているものが必ずしも一致するわけではない。そんなことも改めて教えられた。

forest156-4.jpg・河口湖は帰れば15度もあって、すっかり春の様子だった。聞けば、この間に雪もほとんど降らなかったという。一番寒い時期を暖かい所で過ごそうと思って昨年から旅を始めたのだが、かえって九州の方が寒かった気がした。とは言え、外は15度でも家の中は8度だったから、すぐに薪ストーブに火をつけた。ログハウスは木が暖まるのに時間がかかって、1度上げるのに1時間もかかる。外に出れば暖かいのに、ストーブは最大限の火力にした。
・暖冬と二週間の旅のおかげで、今冬は薪の消費量が少ない。次の冬用の原木も、去年より一立方メートル少なかったのに、この時期での薪の残量は多い。もう春の気配だから、この分なら、来年の冬の薪を心配することもないだろうと思う。さて、来年の冬はどこに行こうか。もうそんなことを考えたりしているから、いい気なもんだと、我ながらあきれてしまう。

About

2019年02月24日 09:11に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「閑人になって1年」です。

次の投稿は「雪のない冬」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type