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世界思想社刊
BBSでのやりとりから、その1(7/23〜31)


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  • 夏休みの仕事その1 投稿者:J.W.  投稿日: 7月23日(日)23時29分47秒
  • 暑中お見舞い申し上げます。さすがに河口湖でも、ここ数日連続して30度を超えています。ところで、夏休みはいくつか仕事を抱えていますが、その一つ『アイデンティティの音楽』(世界思想社)の原稿を仕上げました。 この週末には編集者の中川さん、大隅さんが、避暑をかねて原稿を取りに見えられました。38度の京都からだと、ずいぶん涼しく感じられたようです。長いこと、時間ばかりかかってしまった本ですが、20世紀中には出したいと思いました。ロックを中心とするポピュラー音楽について、メディアと若者という世代の変遷を軸に考えてみました。近いうちに、宣伝をかねて、BBSその他で話題づくりをしたいと思います。みなさん積極的にご参加ください。


  • 暑中お見舞い申し上げます。 投稿者:八子博行  投稿日: 7月24日(月)15時14分39秒
  • 自然の中では、生活の形が徐々に徐々に時間をかけつつ、作られていくのですね。都会での家作りのように、完成したらそれで終わりというのではなく、イメージした完成形に向かって、常に動いているというのか、いつも何かが進行しているようですね。そこのところが、なんともたのしそうです。ところで、この前のブックレビュー以来気になっていたのが、「ダゲレオタイプ」。昨日、「コールド・マウンテン」という本を読んでいたら、こんな記述にぶつかりました。『エマソンがダゲレオタイプ写真を撮ってもらったときの文章があるといい、それを朗読しはじめた。「像を不鮮明にしてはならぬ。指の一本一本を同じ場所にとどめておかねばならぬ。いつしかちからがこもり、手は戦いか絶望の時の拳のように握りしめられた。顔を静止させておこうとする決意は緊張に変わり、瞬間ごとに高まっていく、眉は歪んで冥府の苦悶を表し、目は発作を思わせる固定された眼差しとなる。これは狂気の相か、死の相なのか」』なんとも苦しそうな写真です。
  • 「アイデンティティの音楽」楽しみです。出版は、いつ頃になりそうですか?


  • 出版は今世紀末です 投稿者:J.W.  投稿日: 7月24日(月)23時42分42秒
  • 八子さん
  • 出版は早ければ11月、遅くとも12月はじめには出ると思います。20世紀のポピュラー音楽をふりかえるのですから、やっぱり今世紀中に何とか出したいものです。後は編集者の大隅さんにがんばってもらうしかありませんが、河口湖に来て、少しぼけてしまったかもしれません。チェーンソーや斧で手にまめを作っていましたから。それに京都の暑さを改めて実感しているのではないでしょうか。めげずにがんばってください。ダゲレオタイプはぼくも実物はわかりません。しかし、何分もじっとしていなければならかったのは、まちがいないでしょう。写された人はずいぶん苦しかったと思います。工房の工事が一週間ぶりに再開されました。のんびりしたものです。今は分業化されていて、今日からはまた違う人たちが来ました。基礎工事ですから、大工さんが来るのは、まだまだ先の話です。工程の見物はなかなかおもしろいです。興味のある方は以下からどうぞ
  • http://www.comlink.ne.jp/~kzkobo/studio4-14.html


  • はじめまして 投稿者:大隅直人  投稿日: 7月25日(火)18時53分43秒
  • はじめまして。編集者の大隅@世界思想社です。渡辺先生、先週末は本当にお世話になりました。今日あたりからようやく京都での日常生活のカンを取り戻し、なんとか勤勉に働いています(笑)。手のマメも、一緒に行った中川とは違って、私はほとんど出来なかったので大丈夫です。薪割りも丸太切りも、同じくらい真面目にやったつもりですが、ナゼでしょうね(笑)。それはともかく、お盆の頃までには何とか原稿整理を行い、印刷所に入稿して、初校のゲラを出したいと思います。とりあえず、文中に図版をどの程度入れるかということと、表紙をどのようなものにしたら良いのかということについては、もう少し時間をかけて先生と相談せねばと思っています。また、このBBSでも、みなさんのご意見をうかがうこともあるかもしれません。その際はどうぞよろしくお願いします。
  • http://www.sekaishisosha.co.jp


  • ようこそ 投稿者:J.W.  投稿日: 7月25日(火)23時28分35秒
  • 大隅さん
  • 中川さんのまめは連続して無駄打ちをしたせいです。振り下ろした回数は彼が何といっても一番でした。極意は王選手が真剣を使った一本足打法で麦藁を切ったやり方と一緒です。ぼくは歯を食いしばったせいか、奥歯の歯茎が腫れて、今日は歯医者に行って来ました。 以前から気になっていたのですが、薪割りをするときにはマウス・ピースがいるかもしれません。本のできあがる過程をある程度ここで公表しながらやってみましょう。興味を持つ人が出てくると思います。図版はぼくも検討してみます。表紙は格好いいものにしたいですから、ぼくも考えます。今日は雨が降って、肌寒い一日でした。麻酔でぼーっとした後、痛みが来て、一日寝て過ごしました。それでは。


  • はじめまして2 投稿者:中川大一  投稿日: 7月26日(水)10時52分11秒
  • 中川大一@世界思想社編集部、サブ担当です。
  • 渡辺先生、フォローありがとうございますm(__)m。大隅くん、先輩に向かって何ちゅう言い方をすんねん?(~_~メ)。じつは私は空手道場に通ってて、マウスピースを持ってるんですよ。スポーツ店で1000円くらい。今度はそれ持参で伺いましょう。薪割りも鉄拳で……(^^ゞ。 装丁は、ほんの1~2年前までアナログ版下(写植文字をカッターで切り、ボンドで貼り込んで製版する)が主でした。が、いまやマックによるデジタル化が席巻していて、版下はMOに入って納品されます。コンピュータによるデザインは味気ないとも言われますが、プレゼンが簡単にカラープリンタでできるし、もう元には戻らないでしょう。ところで、K's工房の取り扱い品目に「装丁・デザイン」がありますね?
  • http://www.comlink.ne.jp/~kzkobo/index.html
  • http://www.sekaishisosha.co.jp


  • ようこそ2 投稿者:J.W.  投稿日: 7月26日(水)23時42分06秒
  • 中川さん
  • マウスピースを買うことにします。昨日、今日と雨で、明日も続きそうです。梅雨の戻りみたいですね。だから薪割りはお休みです。装丁は、実はやってみたのですが、気に入らなかったのでぼくがボツにしました。たぶんやり直す気はないと思います。ところで、装丁に使っているソフトは何ですか?


  • 出版楽しみに致しております 投稿者:吉田 達  投稿日: 7月27日(木)02時29分33秒
  • 皆様はじめまして。今年から東京経済大学の大学院で先生に御指導頂いております。吉田 達と申します。以後よろしくお願いいたします。
  • 「アイデンティティの音楽」は、先日先生の研究室で原稿をざっと読ませていただいたのですが、大変興味深い内容で出版の日取りを楽しみに致しております。編集に携わる皆様、どうぞ頑張ってくださいませ。また、本のできあがる過程をある程度拝見できるとのこと、こちらも楽しみに致しております。DTP 関連書籍などを見ていると Adobe社のソフトウェアを使った装丁などが説明されていることも多いですが、やはり、Photoshop 辺りで作製されるのでしょうか?
    > 装丁
    # ようやく話に参加できそうな気配になってまいりましたので、書き込みました。
    # Book Review で御紹介頂いている本も読んでみたいのですが、このところ積読
    # ばかりが増えていて、なかなか思うように読書が捗りません。(;_;)/


  • 正解! 投稿者:中川大一  投稿日: 7月27日(木)18時41分28秒
  • 吉田さん はじめまして
  • 渡辺先生の指導は厳しいですか?(そんなこと答えられないって(-_-))
  • ご名答! ソフトは、Illustrator と Photoshop です。前者が文字部分、後者は画像用ですね。いずれにせよマウスピースよりは高い(*^。^*)。いまは著作権フリーのCD-ROMが出回ってて、その中の画像を「安直に」使うと、「やっぱりマックのデザインは……」と言われちゃうし、私もそう思います。こないだ、ある装丁のプレゼンに使われてた地球の画像に既視感を覚えて、「????」状態でふっと隣の席のパソコンを見ると、デスクトップにまったく同じ絵が張り付いてました(^ー^) 
  • http://www.sekaishisosha.co.jp


  • ごくろうさまです 投稿者:J.W.  投稿日: 7月27日(木)23時22分35秒
  • 吉田君
  • 書き込みありがとうございました。サクラですが、きっかけになるといいと思います。今日は、HPの更新に一日使ってしまいました。いつも通りのレビューを一つと、『アイデンティティの音楽』用の数頁です。BBSも専用のやつを新設しますので、更新したら移動をお願いします。新しいページ用に Illustratorをつかってタイトルをつくりました。しかし、いつものことながら、EPSをJPEGに変えるのに苦労をしました。しばらく使わないとやり方を忘れてしまうので困ります。
  • 中川さんぼくの指導は厳しいですよ。法政大学の平野秀秋さんのアドバイスにしたがって、やる気のない学生には、できるだけ早く引導を渡すことにしていますから。もちろん吉田君は自覚してがんばっているはずです。なお、新ページは8月1日に更新します。乞う、ご期待!! 
  • http://prof.mt.tama.hosei.ac.jp/~hhirano/


  • GIFアイコンのオリジナリティ 投稿者:藤井聖子  投稿日: 7月28日(金)22時25分44秒
  • こんにちは。私も今年より東京大学大学院で先生のゼミに自主的にまぎれこんでいます、藤井聖子と申します。みなさま、よろしくお願いいたします。ゼミではいつも脱線ばかりで先生の失笑をかっているのではと思いつつもやめられない困った生徒ですが、いちおうフリーランスでWebのプロデュースなどの業務をこなしつつ、学生生活を満喫しています。夢は世界のどこにいても仕事をこなせるようになることで、最近その一歩としてiBookを購入しました。
  • さて、素材の既視感についての話題が出ていますので、私もちょっと参加させてください。私の場合は出版よりもWebでの経験ということになるのですが、さんざん素材集が出回っていると、あちこちで同じもの(ボタンやアイコン類)を見かけることになります。個人サイトはそれでも構わないのですが(あとは美的センスの問題でしょう)、それなりにお金をかけているらしい企業サイトで見つけると、どういう事情でそのようなことになったのか気になってしまいます。さすがに最近はずいぶん減りましたけどね。素材をそのまま使うことがダメだと言いたいのではなく、現場のデザイナー・営業・クライアントのいずれが(ありふれた)素材使用の判断を下したのだろうかという興味なんですが。もちろん、いくらオリジナルで作っても、Fireworksなど共通のソフトを使って制作していると、どうしても似たりよったりのものになってしまうという問題もあって、そうするとGIFというこれだけ切りつめた表現の中でオリジナリティを感じるのはどういうポイントにおいてなんだろう、なんていろいろ考えてしまいます。でも「スゴイ!」と思わせるデザインはたしかにあるんですよね。
  • 話が長くなりましたが、これからも時々遊びにうかがいます。あ、それと、私は明日から旅に出ますので、しばらくの間はネットにアクセスしません。書き逃げみたいで申し訳ないんですが、必ずまた来ます。
  • http://www.tku.ac.jp/~00mc014/


  • 東京経済大学です 投稿者:J.W.  投稿日: 7月28日(金)23時23分05秒
  • 藤井さん
  • 書き込み感謝します。しかし、あなたの所属は東京大学ではなくて、東京経済大学です。あの藤井さんであることに気づくのに、しばらく時間がかかりました。掲示板でも失笑です。旅行ですか。いいですね。ただし宿題をお忘れなく。HPはほとんどパクリの世界ですが、ぼくはそれでいいと思っています。いい素材の提供者は、尊敬と感謝だけで満足すべきなのです。パソコンはそもそも、フリーウエアとシェアウエアのソフトによって成長したのですから。だから数頁のHP作成に数百万円もかけるのは馬鹿みたいで、そこにパクリの素材などが入っているとしたら、それは依頼者がアホなのです。そういうページに限って、体裁のためだけにつくったことが見え見えなのです。今思いつきましたが、ゴフマンの「面子」や「体面」をキイワードにして企業のHPを分析したらおもしろいかもしれませんね。大学もあるいは研究者のページも、そういう意味では、興味深いものがたくさんありそうです。また、意地悪の虫がうずきはじめました。
  • ところで、藤井さん、このBBSの主題はポピュラー音楽です。旅行から帰ったら、そのことで書き込みをお願いします。それでは。


  • ああまったくもう 投稿者:藤井聖子  投稿日: 7月29日(土)00時42分03秒
  • ああごめんなさい。さっそくズボラをしていたらこういうことになってしまって。はい、途中から入力が面倒になって他の人(って吉田君)の文章からコピペをしていたら、自分の所属を間違えて記述してしまいました。まったく。たしかにWebはコピーの文化ですね(開き直り)。
  • ネットのコミュニティーを観るのにゴフマンを応用できるだろうかと思って始めた自主勉強会ですが、企業サイトをそういう視点で観察するのもたしかにおもしろいかもしれませんね。ちょっと考えてみます(って自分の首を絞めることにもなりかねないのですが)。
  • ところでボードの主旨違い、失礼しました。ポピュラー音楽ということですと、先日六本木のABBEY LOADに行ってきました。名前でおわかりの通り、ビートルズのコピーバンドがライブをやっている店です。六本木には他に同様の店としてキャバーンクラブがあって、やはりビートルズ好きが集まる店です。
  • 彼らがすでに存在しないミュージシャンである以上は、このような形でしかライブを経験することはできないし、私自身も割り切って楽しんでいるつもりなのですが、ニセモノといえばたしかにそうなんですよね。でも、商売として成り立つ(しかも複数の店が)程度には客が入るということをどう考えたらいいのかと思います。
  • ボードチャットになるといけませんので、これまでにて、失礼いたします。


  • お返事少々 投稿者:吉田 達  投稿日: 7月29日(土)02時32分31秒 >中川さん
  • 渡辺先生の指導はたしかに厳しいです。ただ厳しいだけではなく、非常に含蓄のある有意義な御指導ですので、こちらも、それらをなるべく逃すことのないように頑張っています。が、私も脱線魔なので・・・
    >藤井さん
  • そんな半端なコピーの仕方をされたのでしょう・・・?これはもう、来年、社情研の研究生あたりになって、その肩書きを手に入れてしまうしか(笑)


  • コピーバンド 投稿者:吉田 達  投稿日: 7月29日(土)02時33分28秒
  • コピーバンドという存在は、複製と大量消費の時代において、芸術、そしてこの時代における芸術の「アウラ」がどのようなものとして存在するのか、という問いに対するひとつの象徴的な回答であるように思います。
  • 一般大衆が自らの手元に切りとって所有する「アウラ」。もちろん本物のアウラはベンヤミンが指摘したように、切り出して保存することの出来ないものであり、ライブ盤の音源から想起できる「アウラ」もまた限定的なものです。こうした「アウラ」を補完するべく、もしくはそれと同化するべくして、彼らコピーバンドは存在するのではないかと思います。

  • 原口某といった「ものまね芸人」が今日熱狂的な支持を集め、「裕次郎」を探すコンテストが開かれる。こうした今日の状況とあわせて、藤井さんの問題提起は考えることが出来るのではないでしょうか。


  • アナログ電子楽器に見出されるアウラ 投稿者:吉田 達  投稿日: 7月29日(土)02時35分47秒
  • もうひとつついでに。先日、某所にて、「アナログのシンセサイザーは、(アナログゆえに)チューニングが必要な一回性の楽器であり、電子楽器といっても「生楽器」とかわらない存在なんですよ」というお話を聞きました。これは言ってみれば電子回路にもアウラは宿り得るというお話であり、現代の「アウラ」というもの、ひいてはアウラを考える上でひとつ面白いトピックスになるなぁ、と思いました。
  • 下の書きこみを含めて、こうしたことはすでにあちこちで論じられているのではないかと思うのですが、所感として。
    # この辺の議論でなにか面白い文献は出ておりますでしょうか? > 渡辺先生

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