自然科学から人文科学まで広い領域の学問を学び
現実に対処し、未来を切り拓く力を養います
数式から現象の未来をとらえる
関数と微積分の入門講義です。具体的な現象を微積分を用いて解析することを目標としています。数学は、さまざまな現象を客観的にとらえ、未来を正しく予測する手段として活用されてきました。現象を数学的に取り扱うためには、そこに潜む数理構造を探り出し、微積分を用いて定式化する手続きが重要になります。その際、数理構造を時間の関数として定式化できると、その現象の未来予測が可能になります。この手法は、自然現象のみならず、経済活動の実際の現場に至るまで広く使われています。
人の顔が見える世界史を学ぼう
大学受験のための世界史は唯一の正解のある歴史ですが、私が語るのは現在から過去へと問いかける正解のない歴史です。過去を知ることで現在を理解し、将来への展望を得ることができます。歴史は国家の政治や経済を扱うものという印象がありますが、それは歴史学のほんの一部にすぎません。この広い世界を生きる人間の、無限の可能性を発見したとき、私たちは大きな喜びを感じます。空間も時間も超えた、たくさんの人々との出会いを通じて、こうした体験をすることが、歴史学のだいご味だと思います。
学部の専門科目の学びと並行したかたちで、自分の興味のある「教養」系の学問分野について、「教養講義科目」と教養(総合教育)科目関連の「演習系科目」をとおして深く探究し、所定の諸科目の単位(ゼミや卒業研究などを含む)を取得すれば、卒業時に「教養探求プロジェクト」の正式な修了証が(学部の卒業証書とあわせて)授与されます。なお、就職活動などでの利用を目的とする希望者には3年次2期末に「修了見込証明書」の発行も可能です。