« 農鳥(のうとり) | メイン | 大工仕事、内と外 »

農鳥その後

notori1.jpeg・いつも富士山を眺めていて気づかなかった「農鳥」を見つけてから、毎日、その姿が気になるようになった。そうすると、鳥はしょっちゅう見える。だから、「な〜んだ」という気がして、ありがたみがなくなってきた。
・しかし「写真館」に農鳥?を載せて、知人に連絡したら、たくさんの反応がかえってきた。事後承諾で、そのいくつか紹介してみよう。

・『富士山の農鳥』、見ました。ほぉ、こういうのが富士山にあるのか、と思いました。たしか、北アルプスだったかにもありますね。あれは『タネを蒔くおじさん』だったような(記憶が不鮮明です)。それに比べれば、鳳凰のようにも見えますし、やはり富士山のイメージにピッタリです。(桃山学院大学のHさん)
・「農鳥、拝見しました。たしかに鳥ですね。長い首と頭の鶏冠からして、私には孔雀か軍鶏のようにも見えます。新潟魚沼地方には「牛」の出る山があります。2年前5月、妻の父の葬儀の合間、残雪の山々を皆で眺めながら牛ヶ岳に牛が出てる、などと語り合ったことをこの農鳥を見ながら想い起こしました。」(東経大のIさん)
・確かに鳥に見えますね。今日は霞がかって6号館から富士山がよく見えませんが入試の最中の1日、空気が澄んでいて、滅多にないほどきれいに、しかも気のせいか、いつもより大きく、近くに山が見えました。方角があえば農鳥が見えたかな。(東経大のUさん) ホームページで農鳥写真を見ました。本当に珍しいことがあるのですね。さっそくカラーでプリントアウトしました。足利からも晴れていると富士山が見えます。本当に珍しい写真で家族で鑑賞させて頂きました。(東経大のSさん)

notori5.jpeg・はじめ、鳥の姿がどこにもみれず、「ああ、先生疲れすぎてとうとう・・!」と思ってしまいましたが、それは僕の感受性が死んでいたせいでした。自己嫌悪です。(笑)確かにこれは、美しい鳥ですね!絵でしか不死鳥を見たことがないのでなんなんですが、鶴とか農鳥という感じよりも、不死鳥の姿といった表現のほうがしっくり来るようにかんじますね。でも不死鳥は炎の中で再生を繰り返すというイメージが強いため、これは雪なので「不死鳥の影」といった感じになるんでしょうか。なんだか幸せになれそうですね。(追手門卒業生のK君)
・九州の、それも海沿いの育ちで、山と雪には縁のない生活が長かったので、山肌の残雪に何かの形をよみとるということは実に新鮮な体験。吹き溜まりに残った雪、ということなのでしょうが、・・・。おもしろいなと思います。<しろうま>も、いつか見てみたいものだとおもいました。で、あの鳥の正体は、ドタバタと飛び立つ白鳥に見えなくもないのですが、首の短さからアヒルかガチョウか、偕成社文庫の表紙に描かれたガンにもみえますが、色違いなので、やっぱり、アヒルの「ムース」、というのが我が家の漫画少年たちも巻き込んでの鑑定結果です。(院生のYさん)
・1枚目の写真では、・・・?どこ???と思いましたが、わかりました!2枚目で。綺麗に鳥の姿が浮かび上がってますね。自然がつくりだす姿にしては、あまりにもはっきりとしていて、思わず感動してしまいました。その後、雪の予報とありましたが、その美しい鳥は、もう姿を消してしまったのでしょうか?(追手門卒業生のMさん)
・農鳥、拝見しました。モノは見ようで、確かに白鳥のように見える気がしました。富士山に真っ白な鳥が舞い降りる…なんて随分洒落ていますね。先日の雪で飛び立ってしまったんでしょうか。先生は、こんなキレイな日本一を毎日拝んでいるんですね。ちなみに、ジェットコースターから眺める富士もいいものデスヨ!(ゼミのSさん)

notori4.jpg・静岡に住むいとこから右のような記事が送られてきた。静岡新聞の一面に載ったようだ。河口湖より東の富士吉田か忍野あたりから撮ったもののようで、角度が少し違う。同じ日に、NHKの夜のニュースでも紹介された。どちらも春をつげる鳥という紹介だった。例年なら連休頃に出て田植えを告げるといわれているのに、今年は1月から見えている。春を告げるのではなく、凶作の兆しなのだが、NHKはそのことにふれずに、季節の話題として取りあげていた。
・冬の間、東経大からもきれいな富士山がよく見える。しかし残念ながら農鳥は見えない。東京から見える富士山は、方向的には山中湖から見える富士山で、農鳥は隠れてしまう。そのかわりに丹沢山地の上に出た富士山は全面真っ白である。
・河口湖はこのところ暖かい日が続いている。雪ではなく雨が久しぶりに降った。雨上がりに大学に出かける朝、湖畔で富士を見たらまた雪化粧で農鳥の形がはっきりしなくなっていた。

About

2005年03月25日 14:23に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「農鳥(のうとり)」です。

次の投稿は「大工仕事、内と外」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type