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栗と薪

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・台風が次々やってきて雨の日が続いたが、9月の末に珍しく秋晴れの日があった。これは逃してはいけないと、以前から行ってみようと思っていた伊豆の西海岸にある恋人岬や黄金崎に出かけた。黄金崎には奇岩が並び、そこに台風が近いことを感じさせる大波が打ち寄せていた。馬に見えるその名も「馬ロック」の口から、くり返し白い波が吹き出してくる。しばらく眺めていても飽きない光景だった。歩いて暑かったからと食べたわさびのソフトクリームは、舌がひりひりするほど辛かった。

forest153-1.jpg ・秋といえば栗。毎年恒例だが、今年は豊作だった。自転車で河口湖から西湖に登る坂道の途中にある秘密の栗の木を、ほとんど独り占めしているのだが、今年はほかにも誰かが取った形跡があった。それでも自転車を漕いで三回、栗拾いに出かけた。取った栗はすぐに皮をむいて、水につけた後に渋皮を取る。全部で数百個もある栗をむくのは大変だが、いつかは終わるといいながら、全部向いて冷蔵庫で冷凍にした。もちろん、栗御飯も何度かやって、秋の味覚を楽しんだ。サンマも二回食べたし、筋子も二度買ってイクラどんぶりにしたから、秋らしい食事を味わうことができた。

forest153-3.jpg  ・孫が通う保育所で運動会があるというので朝早く出て東京に向かった。孫に会う時にはシュークリームを作ることにしている。今回は、カスタードとは別に、栗のあんこもつめた。というのも、最初のシューが膨らまなくてビスケットになってしまったからだ。おいしそうに大きなシュークリームを食べる孫の顔を見ると、作りがいがある。次会う時は、久しぶりにパンプキン・プディングを作ろうと思っている。
・肝心の運動会だが、2歳児になると、ちゃんと遊戯もするし、かけっこもする。1歳児は突っ立ったままだったり、泣き出してしまったりするが、2歳児は違う。3歳児なると、走るのも本気でたくましい。ひとつ違うとこんなにも成長するのかと、改めて感心した。会場には当然だが、子どもよりは両親や祖父・祖母の方がずっと多かった。

forest153-4.jpg  ・注文していた原木が届いた。去年と違って今回の木は細身のものが多い。チェーンソウで切るのも斧で割るのも楽だと思う。年内にはすべてを割って、もう一回原木を注文しなければならない。そして、雪がつもる前に全部を割り終えるつもりだ。毎年、いくつまでできるかと思いながら精出しているが、自転車もまだまだ衰えていないから、もうしばらくは続けられると思っている。来年早々70歳になるが、どちらも80歳までは現役でいたいものだ。

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2018年10月15日 07:01に投稿されたエントリーのページです。

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