共通利益実現の国際法

すべての国、すべての人の幸福のために、国際法に何ができるだろうか？

今岡ゼミは、2023 年度から始まった新しいゼミです。本学には国際法のゼミが二つありますが、今岡ゼミでは特に、世界各国が共有する利益である「共通利益」に着目しています。
グローバル化の進展に伴い、各国が自国の利益を追求するだけではなく、共通利益の保護・増進をいかに実現するかが国際法における重要課題となっています。共通利益の例としては、人権保障、地球環境保護などがあります。本ゼミでは、国際法に基づき共通利益をいかに保護・増進していくのかを根本的な問題関心としながら、各学生が自らの関心分野・トピックについて調べを進め、その成果をレジュメに基づくプレゼンを通して他のゼミ生に共有し、質疑応答を通してゼミ内での議論を深めています。
所属学生は、前期に国際法の研究を始めたばかりですが、後期には国際法の論文コンテストに応募してみたいという声があがり、ゼミの時間を使って論文執筆に取り組むことになりました。学生時代の挑戦は、将来的に彼ら・彼女らの糧になっていくと信じています。