2023年7月5日（水）5時限、東京経済大学図書館は「知的書評合戦〜ビブリオバトル〜」を開催しました。３年ぶりの開催となる今回は、バトラー（発表者）を1年生に限定して行われ、8名が参戦しました。「ビブリオバトル」とは、本を紹介し合うコミュニケーションゲームです。発表者が任意の本について5分間でプレゼンを行い、発表者全員のプレゼンが終わった後、参加者全員で投票し、チャンプ本を選出します。
参加者は自身のお気に入りの本を持参し、気に入っているポイントや影響を受けた一節を取り上げて紹介しました。2分間の質問時間では参加者から質問や感想が寄せられ、盛り上がりました。
今回のチャンプ本は高松由紀乃さん（経営1年）が紹介した『愚かな薔薇』（恩田陸 著）が選出されました。高松さんは「フレッシャーズ・セミナーaの授業でビブリオバトルを行い、その面白さを体験したため今回も挑戦してみようと思いました。この本はとても分厚く分量が多いですが、夢中になって一気に読み終えてしまうほど面白い小説です。今回のバトルでその魅力が多くの人に伝わって嬉しいです」と笑顔で答えました。
主催者のひとりである図書館職員の三上氏は「バトラーの1年生が、5分ぴったりに発表を終えていたことに驚いた。よく練習してきたのだと思う。観戦者も多く、双方向のコミュニケーションが生まれたことも印象的だった。12月に開催予定の全学年対象のビブリオバトルでは、どのような本やプレゼンがあるか楽しみ」とコメントを寄せました。
学生記者 コミュニケーション学部2年 青野真依
