2023年12月4日
東京経済大学
本学は、生成AIの適切な活用は社会にとって大きな可能性を持つと考えており、また新しい技術に対して積極的に目を向け、よりよい利用方法を見いだすことは、学生・教職員双方にとって意義ある機会になると認識しています。その一方で現状の生成AIには課題も見られ、利用にあたっては注意すべき事項もあります。それらを踏まえ、本学は生成AIに関するFD(Faculty Development)やSD(Staff Development)の機会を随時設けて教職員間で知見の共有を図り、教育・研究を始めとする大学のさまざまな活動においてその成果を活かしていく所存です。
＜学生の皆さんへ＞
生成AIは皆さんの学びに大きな可能性を与えてくれる存在です。その一方で、自らのアイディアや表現を含まずに生成された成果物について出典を示さずに用いると剽窃となる可能性があります。入出力されるデータの著作権には注意を払ってください。また生成された文章には誤りが含まれることがあります。個人情報や機密情報を提供してしまうと、それを通じた情報漏洩のリスクがあることにも注意が必要です。生成 AIに依存して自ら考えることを放棄するようになれば自身の成長は阻害されることになります。教員の指示にもしたがいながら、学びの本質に役立つようにこの新しい技術を利用することを常に意識して下さい。
＜教員の皆さんへ＞
教育における利用にあたっては、必要に応じて学生に適切な指示を与えるよう心掛けて下さい。履修者が生成AIを利用する可能性を考慮して評価方法などについても適宜工夫をお願いします。下記の職員向けメッセージ、また研究活動における利用についてはそれぞれの専門分野における学協会の注意喚起等も参照するようにして下さい。
＜職員の皆さんへ＞
業務における利用については上長とも確認しながら行って下さい。特に個人情報や機密情報の管理について細心の注意を払う必要があります。2023年12月より「法人向け生成AIサービス」のトライアルを開始しますので、利用の際は「本学職員の生成AIの利用におけるガイドライン」を遵守するようにして下さい。また、各所管の領域で個別のガイドラインが必要と考えられる場合は検討を進めるようにして下さい。
問合せ先：学務部学務課
教学支援部情報システム課
