今秋出版予定!!
世界思想社刊

Mailからその3
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  • 私は卒業以来小さな服屋で勤務しているのですが、何店舗かのうちインディーズとメジャーの中間に位置するブランドのオンリーショップを2店舗展開しています。そのブランドはある日本のロックバンドのスポンサーをしています。ツアーTシャツなんかを手がけているのですが先日スポンサーしていたロックバンドが突然解散宣言をし、それでラストコラボレートTシャツを販売したところ非常に良く売れたのです。
  • 先生は音楽とファッションにおいて相互性があると思われますか?最近特に両者とも少なくとも日本においては「イメージ」先行に傾倒しすぎでは?と思ってしまいます。私も買い物に行くことが好きなので流行の店とか行ってしまうのですがどうもいいとは思わないのです。「流行の店」=マスコミ露出度が高い。それだけで人が集まっているような・・・。服にしろ音楽にしろタイアップがつかないと売れない時代。先述したTシャツだって買う人にとってはデザインは二の次です。でなかったら発売初日にあんなに爆発的に売れないでしょう。「イメージ」を買い求めたのでは?なんて思っています。まぁ企業としては売れたら文句を言ってはいけないんですけれども。
  • そういえば日本のコンサートは必ずツアーTシャツを販売していますけど海外ではどうなのでしょうか?やっぱり日本特有の風習なのでしょうか?
    2000/8/13 安井 麻理子



    安井さん
  • 長いメールありがとうございます。しかし、できたらBBSに書き込んでください。いくら謙そんしても、どっちみちぼくのHPには載るのですから。「Mailから」をチェックしてください。川合さんのメールもすでに公表しています。
  • ところで音楽とファッションですが、関係があるどころではありません。一心同体だといってもいいと思います。パンクといったら音楽もファッションも両方指すでしょう?
  • メディアとの関係や商業主義にしてもそうですが、ロック以降の音楽は、それらを無視しては存在しえないものとしてつくりだされています。いくら反社会的なメッセージを込めても基本的な仕組みは変わりません。
  • ある社会学者はそれを「路地裏の悪魔がメインストリートの天使に変身するプロセス」と言いました。そのような綱渡りの道をどう歩くか。有名性を勝ち得たミュージシャンの評価は黒か白かではなくて、その両面性をどう歩いてきたかによっておこなうもののような気がします。
    2000/8/13 渡辺潤



  • 渡辺潤先生
  • こちらは8月1日から1週間ぶっ通しの法大通信教育部の夏季スクーリングを、毎日フーフー言いながら何とか終え、レポートを採点し、実家に遊びに行って帰ってきたところです。
  • 通教は50才代以上の方が結構多く、いつもの講義とはひと味もふた味も違って、心地いい緊張感があるところでした。午前中2コマ続きなので、毎日講義をした経験がないわたしとしては、かなりきつかったです。
  • 先生のお書きになった原稿は楽しみにしております。21世紀になることですし、20世紀のメディアについてはきっちりとした仕事がやられることが必要ですよね。20世紀の科学については、立花隆氏がまとめられていて、これはかなり興味深かったです。メディアにしても科学にしても、20世紀はやはりある意味特別な時代だったのだと感じています。先生のお書きになったものもしっかり勉強させていただきます。
    2000/8/15 挟本佳代



  • 挟本さん
  • 仕事はご苦労様です。夏休みの集中は大変ですね。ぼくも3日ほどなら何度かやったことがあります。もっとも、終わったらおいしいものを食べて、温泉に入ってといったふうでした。たとえば松山とか………。時間がとれたらお出かけ下さい。温泉はないけどサウナはあります。庭でバーベキューでもやりましょう。
  • ぼくの本は勉強ではなく読み物としてお楽しみ下さい。基本的には趣味の本と考えてますから。
    2000/8/15 渡辺潤
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