フロッピーディスクは磁気や衝撃にとても弱いです。バックアップを必ず取っておきましょう。
1.エラーメッセージ 2.エラーチェック方法 3.ファイル修復方法(Word,Excel)
1.エラーメッセージ
エラーメッセージ例1
「デバイスの準備ができていません。」 「A:\ にアクセスできません。」 「A:ドライブにディスクを挿入してください。」
- 原因
フロッピーディスクドライブが正しく挿入されていない可能性があります。
- 対応
「キャンセル」をクリックしてフロッピーディスクを取り出し、ラベルの貼られた方を手前、上向きにし、再度奥まで挿入してください。
エラーメッセージ例2
「ディスクはフォーマットされていません。」 「A ドライブのディスクは、フォーマットされていません。」
「今すぐフォーマットしますか?」 「STOP: ディスク メディアを認識できません。フォーマットされていない可能性があります。」
- 原因
自宅のPCでは問題なく利用でき、大学のパソコン教室PCだとエラーが表示される場合が多いです。
この問題はメディア記述子バイトがないディスクで発生します。
古いフロッピー ディスクの中には、メディア記述子バイトが含まれないものがあります。
(メディア記述子は、現在ドライブに入っているメディアの種類を示します。)
古いOSではメディア記述子バイトを設定する必要がありませんので、この場合エラーは発生しません。
FDをフォーマットしなおせば問題なく利用できる場合がほとんどです。
- 対応
古いフロッピーディスク利用の場合は、あらかじめフォーマット(方法はこちら)してから利用してください。
※データは消去されます。
2.エラーチェック方法
3.ファイル修復方法(Word,Excel)
Word2002、Excel2002以降のバージョンでは、壊れて開けないファイルの破損箇所を修復する機能が用意されています。
通常ではなかなかファイルが開けない場合、「修復して開く」機能が利用可能か試してみてください。
Wordの場合
- ダブルクリックしWordを起動します。
- ツールバーの「開く」をクリック。
- 破損したファイルを選んだ状態で、右下「開く」のボタンの横の▼をクリックし、オプションを表示させ、一番下に表示される「開いて修復」をクリックする。
※上記方法でも開けない場合
文字だけでも取り出せるか試みるなら、Wordの「ファイル修復コンバータ」を使用してみてください。
ファイル修復コンバータ
- 機能
テキスト情報を持つファイルから可能な限りテキストを取り出す機能です。
ExcelやPower Pointなどのソフトで作成したファイルで利用できます。
(ただし、この方法で壊れたファイルから取り出せるのは文字情報だけです。画像ファイルなどは、復旧できません。)
- 利用方法
- Wordを起動。
- ツールバーより「開く」ボタンをクリックし、該当ファイルを選択します。
- ファイルを開く際にファイルの種類を「ファイル修復コンバータ」を選択して開きます。
(この際「開く」ボタンはそのまま普通にクリックします。)
Excelの場合
Excelも手順は同様です。
- Excelを起動し、ツールバーから「開く」をクリックします。
- 破損したファイルを選択しウィンドウ右下「開く」のボタンの横の▼をクリックし、オプションを表示させ、一番下に表示される「開いて修復する」をクリックします。
Excelでは、「修復」と「データの抽出」を選択することができます
★「修復」は数式なども可能な限り復旧してくれる方法です。
データの抽出はテキストやセルの書式だけを取り出し、数式やグラフは取り出せません
まずは、修復を試し、修復がうまくいかなかったときはデータの抽出を試してください。