業務内容、システム環境

業務内容

東京経済大学情報システム課は、本学のコンピュータ、情報ネットワーク及びマルチメディア設備を管理運用し、本学の教育・研究、事務業務に資することを目的として、以下の業務を行っています。

  • 教育・研究用学内ネットワーク「TKU-NET」の整備及び管理、運用。
  • 事務システムの整備及び管理、運用。
  • コンピュータに関連する施設・設備、マルチメディア設備の整備及び管理、運用。
  • 教育・研究及び事務において、学内のコンピュータ及びネットワークを利用する者に対する支援等。

情報システム課では、これら学内のコンピュータ等情報設備及び学内ネットワークの整備を行うことにより、教育・研究、事務環境の充実を行う役割を担っています。

システム環境

以下概要です。詳細は「PC環境、ネットワーク環境」をご参照ください。


TKU-NETについて

「TKU-NET」(Tokyo Keizai University NETwork)とは、教育・研究利用を主目的とする学内ネットワークの総称です。 LDAPによる統合認証、認証VLAN等の機能を持つギガビットネットワークで構成されています。

  • 「統合認証システム」により、学内の各サービスを同一のID、パスワードで利用することが可能です。
  • 「SSL-VPNシステム」により、自宅や学外から学内環境へセキュアにアクセスできます。
  • セキュリティの観点から、専用サーバが「悪意のあるサイト(セキュリティ上危険なWEBサイト)」と判断した場合、そのアクセスを遮断します。
  • セキュリティ対策として、専用サーバでの「不正アクセス監視」や「ウィルス(ワーム)対策」を行っています。
    学内と学外の間で不正な通信と判断された場合は、その対象端末の通信を遮断します。
  • 本学のwwwサーバ(公式サイト)への攻撃対策として、「クラウド型WAF」のDDOS対策サービスを利用しています。
  • 学外へのインターネット接続用回線は合計4本設置されています。これにより、負荷分散を行うと同時に、障害発生時の影響を最小限に留めています。
学生向けPC環境について

本学には、学生が利用できるPCが900台以上設置されています。(Windows、Mac等)

  • 各PC教室では、文章作成や表計算ソフト以外にも、様々な統計解析ソフト、動画等編集ソフトが利用可能です。
  • 各PC教室にはAV環境が整備されており、プロジェクターや中間モニタを利用した授業が可能です。
  • 「印刷枚数管理システム」により、PC教室や図書館のネットワークプリンタを管理しています。
    また「WEBアップロード印刷システム」により、持ち込み端末からネットワークプリンタへの直接印刷も可能です。
  • メディア工房では最新のMac環境が利用可能です。(映像・画像・音楽等のメディア制作の実習が行われています)
  • 教室以外にPCコーナーを設置しており、ここでは授業時間に関係なく利用できます(1号館2階ラウンジ)。
  • 武蔵村山キャンパスにもPC自習室、学生ラウンジに学生用PC、プリンタを設置しております。
AVシステム環境について

各PC教室、一般教室、会議室には、AVシステムが整備されています。

  • 情報端末(PC、ダブレット等)を接続し、プロジェクターやモニターへの投影が可能です。
    (書画カメラ、DVD(ブルーレイディスク)プレーヤー等も整備されています)
  • ICカードを利用したシステムです。
  • 小教室には電子黒板が設置され、ゼミやグループ学習等で利用されています。
無線LAN(Wi-Fi)環境について

各棟の教室や図書館、会議室、食堂等に無線LAN環境を整備しております。

  • IEEE 802.11a/b/g/n/ac に対応しています。
  • 各教室、会議室等には、有線(情報コンセント)環境も整備しています。※認証方法は無線LANと同一(WEB認証)。
  • 学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam」も利用可能です。
  • 武蔵村山キャンパスには、国分寺キャンパスとは独立したWi-Fi環境を整備しています。
持ち込みノートPCのための電源コンセントも各所に用意しています。詳細は以下参照。
学内でのオンライン授業受講(zoom、動画視聴等)や自習環境のお知らせ
学修サービスについて
  • 「TKUポータル」(WEB履修システム。WEBコミュニケーションサービス)
    「TKUポータル」(東京経済大学ポータルサイト)は、本学学生の学習・学生生活をサポートするためのWEBコミュニケーションサービスです。履修登録のための「WEB履修」機能も備えている他、教職員による学生向けアンケートも可能です。
    (2023年夏より、システムをデータセンターからAWS環境へ移行)
  • 「manaba」(ポートフォリオシステム)
    「manaba」は、LMS(ラーニング・マネジメント・システム)としての役割に加え、学内システムや外部教材ともスムーズに連携できるポートフォリオシステムです。教員にて出席管理も可能です。
  • 「Microsoft 365」(旧名Office365)
    在籍期間中「Office365」(Word、Excel等)が無償で利用可能です。
    「OneDrive」によるクラウド上でのファイルの管理や「Teams」による相手とのコラボレーションも可能です。
  • 「Google Workspace for Education」
    Googleが教育機関向けに提供しているクラウドサービスです。「TKUメール」を始め「Googleドライブ」「Googleカレンダー」等が利用可能です。
  • 「Zoom」(Web会議サービス)
    オンライン授業や学生向け各種イベント、講習会等で利用します。PCやタブレット、スマホにて利用可能です。
  • 「Turnitin」(剽窃チェックサービス)
    学生が作成したレポートや論文の内容を独自のデータベースと照合することにより、剽窃チェックを行うサービスです。
メールシステムについて

メールシステムは「教員、学生用」と「事務職員用」に分かれており、何れも学外のサービスを利用しています。
これにより、学内での計画停電等によるシステム停止の際も、その影響を受けずに利用可能となっています。
※「教員、学生用」は「Google Workspace for Education」を利用しています。
※「職員用」は別のクラウドサービスを利用しています。

データセンターの利用

学外の複数のデータセンターを利用し、災害時(地震、停電時等)の対策を施しています。
高いセキュリティを確保し、各システムの可用性、運用効率を高めています。
本学公式ホームページもデータセンターにて管理、運用しています。

事務システムについて

事務用ネットワークは、教育・研究用ネットワークとは独立したネットワークで構成されています。
教育・研究用ネットワークとの間に事務用ファイアウォールを設置し、セキュリティを高めています。
以下、主なシステム。(括弧内は管轄部署)

  • 学生証・身分証発行システム(学生課、総務課)
  • 財務・資産管理システム(管財課、経理課)
  • 人事・給与、出退勤システム(総務課)
  • マイナンバー管理システム(総務課)
  • 校友システム(校友センター) 等。
その他システムについて

他にも以下システムがTKU-NET上(データセンター含む)で運用しています。(括弧内は管轄部署)

  • シラバス検索システム(学務課)
  • 証明書発行機システム(学生課)
  • TKU授業アーカイブス(情報システム課)

以下は学外のクラウドサービス上(SaaS等)で運用、利用しています。

  • 安否確認システム(総務課)
  • CSC講座管理システム(キャリアサポートコース)
  • 機関リポジトリシステム(図書館)
  • 規程集システム(総合企画課) ※2015年秋よりクラウドサービスへ移行。
  • 図書館OPACシステム(図書館) ※2016年夏よりクラウドサービスへ移行。
  • 専任教員 教育研究データーベース(研究課) ※2017年夏よりクラウドサービスへ移行。
  • 就職支援システム「TKUキャリアナビ」(キャリアセンター) ※2018年秋よりクラウドサービスへ移行。
  • ワークフローシステム(総務課) ※2021年春よりクラウドサービスとして開始。
  • 職員用ビジネスチャットサービス(情報システム課) ※2021年春よりクラウドサービスとして開始。
  • WEB給与明細システム(総務課) ※2021年夏よりクラウドサービスとして開始。
  • コンビニエンスストアでの証明書発行サービス(学生課、研究課) ※2021年秋よりクラウドサービスとして開始。
  • 教職員向けグループウェアシステム(情報システム課) ※2022年秋よりデータセンターから仮想サービスへ移行。