ファイルの圧縮・解凍方法

1.圧縮・解凍とは?  2.圧縮、解凍方法「フリーソフト LhaPlus」を利用 
 3.圧縮、解凍方法「Windows11の標準機能」を利用  4.注意事項  

1.圧縮・解凍とは?

「圧縮」

圧縮という操作では、以下の2つのことが可能になります。
 ・ファイルサイズを小さくします。保存する際、ディスクスペースを節約できます。
 ・複数のファイルを「書庫」と呼ばれる1つのファイルにまとめることができます。

「解凍」

圧縮されたファイルを元に戻す操作を「解凍(または復元、展開)」と呼びます。
 ・圧縮されたファイルは解凍すれば元のファイルに戻ります。
 ・解凍を行っても圧縮ファイル自体は残るので、再度解凍ができます。これをバックアップに利用することもできます。

圧縮・解凍の形式

圧縮の形式には「LZH(LHA), ZIP, CAB, GZ, Z, BZ2, TAR, TGZ, TAZ, TBZ, JAR, ARJ, RAR」等さまざまな形式があります。
Windowsの世界では、「LZH」と「ZIP」形式がもっとも一般的な圧縮形式です。

LZH形式 日本で使われている標準的な形式。
ZIP形式 主に海外で多く利用されている形式。
説明にあたって

以下の説明は、パソコン教室で簡単に圧縮・解凍する方法です。
2.圧縮、解凍方法「フリーソフト LhaPlus」を利用
3.圧縮、解凍方法「Windows11の標準機能」を利用

2.圧縮、解凍方法「フリーソフト LhaPlus」を利用

圧縮方法(1つのファイル)
  1. 対象ファイルを右クリックし、「圧縮」から任意の圧縮形式を選択します。(以下の例は.lzh)
  2. 圧縮ファイルの保存場所を指定します。既定は対象のファイルと同じ場所が指定されます。
     「OK」をクリックします。

  3. 指定した場所に、新しく圧縮ファイルが作成されます。
  4. ファイルサイズを比べてみます。この場合、およそ半分のサイズに圧縮されました。 

圧縮方法(複数のファイル)
  1. 対象ファイルをドラッグして選択し右クリックし、「圧縮」から任意の圧縮形式をを選択します。(以下の例は.lzh)
  2. 圧縮ファイルの保存場所を指定します。既定は対象のファイルと同じ場所が指定されます。
    OK」をクリックします。
  3. 指定した場所に、新しく圧縮ファイルが作成されます。
    (圧縮ファイル名は、対象ファイル群の中の1つがつけられます)

解凍方法
  1. 解凍したい圧縮ファイルを右クリックし、「解凍」から任意の解凍方法を選択します。
  2. 圧縮されたファイルが解凍され、元のサイズの大きさのファイルが復元されます。

3.圧縮、解凍方法「Windows11の標準機能」を利用

圧縮方法(1つのファイル)
  1. 対象ファイルを右クリックし、「ZIPファイルに圧縮する」を選択します。
    win11圧縮1.png
  2. 圧縮ファイルの保存場所を指定します。既定は対象のファイルと同じ場所が指定されます。
     「OK」をクリックします。指定した場所に、新しく圧縮ファイルが作成されます。

  3. ファイルサイズを比べてみます。 

    win11圧縮4.png
圧縮方法(複数のファイル)
  1. 対象ファイルをドラッグして選択し右クリックし、「ZIPファイルに圧縮する」を選択します。
    win11圧縮7.png
  2. 圧縮ファイルの保存場所を指定します。既定は対象のファイルと同じ場所が指定されます。
    OK」をクリックします。

  3. 指定した場所に、新しく圧縮ファイルが作成されます。

    win11圧縮8.png
解凍方法
  1. 解凍したい圧縮ファイルを右クリックし、「すべて展開」を選択します。
    win11圧縮9.png
  2. 「展開先の選択とファイルの展開」が表示されます。
    「参照」ボタンから任意の展開先を指定し、「展開」をクリックします。
    win11圧縮10.png
  3. 圧縮されたファイルが解凍され、元のサイズの大きさのファイルが復元されます。

4.注意事項

  • 「JPEG」ファイルや「PDF」ファイルのように、それ自体既に圧縮技術を使って圧縮されているファイルは、圧縮ソフトを使ってもあまり効果は得られません。
  • 「zip形式」の場合パスワードを設定することも可能です。(圧縮時に[.zip(pass)]を選択)