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野村 武司

なぜ、「現代」か

現代法学部長 野村 武司 教授

現代法学部に秘められた思い

「法」は、紛争解決のツールでもあり、「こうあるべき」という社会のあり方を示した道標でもあります。今につながるこうした規範である法は、時代としては、「近代」にできあがったものです。

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私が考える「現代」

「現代」を示す
6つのコース

東京経済大学現代法学部は、「現代」の要請に応える一つの道筋として、まずは、「消費者」、「環境」、「福祉」をキーワードに法学教育に取り組んできました。そして、「現代」の課題に取り組む「ビジネス」、「公共政策」、そして「法務」を重層的に重ねてきました。

6コースの概念図
  • 消費者と法消費者と法

    対等な市民を前提とする近代の社会では、ものの取引において、常に、買い手が注意深くあることが求められてきました。

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  • 環境と法環境と法

    「近代」は、資本主義の競争社会ということができます。最大限の利潤の追求は、コストの削減でもあります。

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  • 公共政策公共政策

    「近代」において、「市民」が頑張る社会が想定されていましたが、個人ではどうにもならない。いろいろな問題が出て来ました。

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  • ビジネスと法ビジネスと法

    近代は、市民個人が活動することを想定した社会でしたが、現代社会では、会社という法人が重要な役割を担っています。

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  • 法務法務

    近代社会では、法は、紛争解決の手段としてもっぱら期待されていました。紛争が複雑になる中で紛争解決のあり方も多様化しています。

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  • 福祉と法福祉と法

    近代の社会では、自立した人(市民)がモデルとされており、それは強い人がモデルとなっていました。

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学生一人ひとりの力を伸ばす

Seminar

学生一人ひとりを大切にし
その力を伸ばす教育
(ゼミを通じた少人数教育)

現代法学部は、1年次から4年次まで、学年に応じたコンセプトの演習科目(ゼミ)をおいており、学生一人ひとりの力を、それぞれに応じて伸ばしていきます。

1年次

フレッシャーズ・セミナー(大学入門)は、現代法学部新入生全員を対象とし、これから大学で学んでいくために必要なことを身につけるための科目です。大学では、専門的な科目を学習すると同時に、語学をふくめ幅広い教養を身につけることが求められますが、受講していくための土台づくりを、この授業で行います。

社会・法学入門は、これから法の世界を学んでいくための、導入科目です。法学をはじめとする専門科目と関わる様々な実社会の姿を知り、法を学ぶことの必要性と意味を、学生自らが考える科目です。

2年次

基礎演習は、3年次からの専門科目としての「演習」に向けて基礎を作る科目であり、自身の興味関心を定め、その基礎知識や調べ方、考え方、まとめ方を身につける科目です。教員の指導の下、学生は仲間と議論するおもしろさや、論理的な結論を導く難しさなどを学んでいきます。

3・4年次

演習は、現代法学部で学ぶ学問のなかでテーマを絞り込んだ研究に取り組み、専門的な知識や技能の習得を目指す科目です。文献購読や市場調査、ワークショップなど、さまざまな研究方法を活用し、仲間とともに現代的課題の解決に挑みます。