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卒業生メッセージ

前山(湯山)亜紀さん
2012年3月コミュニケーション学部コミュニケーション学科卒業
神奈川県立多摩高等学校出身
現在の勤務先:川崎市立御幸中学校

私は正直、中学時代楽しかった思い出よりも悩んだ記憶の方が多いです。勉強、部活、友人関係、そして毎日同じようなことの繰り返しでつまらなく感じ、こんな生活いつまで続くのかと気持ちが暗い時もありました。
でも、英語が好き、人と話をするのが好き、悩んでいる時にたくさん話を聞いてくれた先生のことが好き、という気持ちが軸となり、中学時代悩んでいた自分の話を時間をかけて聞いてくれた先生のような存在に、今度は自分がなりたいと、いつの間にか教師を目指すモチベーションになっていました。

教職課程を履修するのは、卒業に必要な単位を取得する以上に授業を受ける必要があるので大変ではありましたが、教職課程の授業を一緒に履修していた仲間たちの存在が私を支えてくれました。
共に悩みながら、お互いにヒントを与え合いながら、自分自身が耕されていくのを感じました。

実際に毎日中学生と一緒に生活して、1つ1つの出来事に、共に喜び、共に悩み、共に感動できるこの職業は本当にやりがいがあって、自分のそれまでの人生で経験してきたこと全てが生かされる、そんな職業だと思っています。
思うようにいかないこともあるし、大変なこともありますが、それらをすべてひっくるめて、毎日が楽しいです。
先生になったばかりの時は、授業作りや生徒指導について、どうしたらベテランの先生のように上手くできるのか、と悩んだこともあります。しかし、ある時から "自分には自分にしかないやり方があるはず" と、あまり背伸びせず、ありのままの自分で生徒たちに寄り添い、向き合うことを意識するようになりました。
学校の先生も、色々な人がいた方が、生徒たちも自分の個性を受け入れられるようになることに繋がると思っています。

ぜひ、信念をもって、同じように教師を目指す仲間と共に、頑張ってください。