東京経済大学

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社会で活躍するTKU卒業生

卒業生と交流し自身の適性を見極め社会への道を開く

稲田 陽介さん

株式会社みずほ銀行
稲田 陽介 (いなだ ようすけ)さん
経済学部 国際部経済学科
2012年卒業
東京都立調布北高等学校 出身

2012年4月、株式会社みずほ銀行に入行。東京・多摩地域の日野駅前支店で個人担当の営業に従事した後、2015年2月、宮崎県下で唯一の支店、宮崎支店に着任。東経大在学中、金融キャリアプログラムで2級FP技能検定資格を取得した。

自らの希望で地方支店へ
宮崎支店に着任して3年目を迎えました。それまでは東京の日野駅前支店にいました。地方支店での勤務は、自分から望んだことです。生まれ育ちや大学、職場も東京でしたから、若いうちに都内とは異なるお客さまにお会いしてみたかったのです。日本経済の中心である東京を、外からの視点で見たいという思いもありました。

勤務地が変われば個人の顧客層も変わる
支店が変わっても、個人のお客さまを担当する点は変わりません。ただし、焼酎メーカーをはじめ地場産業を支える企業や地元医療機関のオーナーなどは、宮崎支店に来て初めて担当したお客さまです。 忙しい方ばかりですから、いただいた短い時間のなかで簡潔かつ明快にお話しすることが求められます。提案の内容は、投資信託、生命保険といった資産運用、各種ローンなど多岐にわたります。地方銀行や信用金庫などの地元金融機関が、県内の隅々まで支店網を張りめぐらす地盤ですから、私は〈みずほ〉のグループとしての強みを生かし、さまざまな金融サービスを組み合わせた提案をすることに力を注いでいます。

漠然とした将来への思いが金融キャリアプログラムへの参加で具体化していった
東経大入学時、「多様な人と出会い、その人たちのお役に立てる仕事に就きたい」という漠然とした思いを持っていました。金融キャリアプログラムを通して葵(あおい)金融会の会合に参加したことがきっかけで銀行をめざすようになりました。 そこで金融業界で働く卒業生の生の話を聞き、銀行こそが自分の望む仕事を実現できる場所であると気づきました。以来、金融キャリアプログラムで一緒に学ぶ仲間と目線の向きを同じくし、葵金融会で出会った卒業生を将来の目標として銀行への就職をめざしました。 葵金融会や金融キャリアプログラムに参加するなど、自分から動き始めた途端、あいまいだった将来の姿が具体化して社会への道が開けたような思いでした。

ITの進歩により変化を遂げる金融業界と変わらない個人の信用
入行して以降、フィンテック※の進展など金融業の業態を揺るがす変化も起きており、銀行も変わっていくことでしょう。しかし、テクノロジーが進歩しても、銀行業が人と人との信用で成り立つ仕事であることは変わらないと思います。その点で、宮崎での仕事は必ず将来につながる経験になると考えています。そして、いつかお世話になった葵金融会を通して、私の経験を東経大の後輩に伝えたいと思います。

※フィンテック:Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。ファイナンス・テクノロジーの略。

資格取得に、ゼミ活動社会で求められる能力を身につけた4年間

日下 友里亜さん

大成建設株式会社
日下 友里亜 (くさか ゆりあ)さん
経営学部 経営学科
2015年卒業
東京・私立桐朋女子高等学校 出身

2015年4月、大成建設株式会社に入社。東京支店管理部事務センター(土木担当)に所属。入社以来、鉄道の駅および周辺エリアの開発工事現場で、総務、経理、会計など、現場の工事以外の仕事をすべて担っている。

地域への影響が大きい駅の再開発に携わる
建設会社で、作業所事務という仕事に携わっています。入社以来、鉄道の駅を中心とした開発工事を担当し、東武伊勢崎線の竹ノ塚駅、西武新宿線の野方駅を経て、現在は下北沢駅と渋谷駅を担当しています。下北沢駅では小田急線と京王井の頭線の2路線が交差し、渋谷駅はJR山手線をはじめ、地下鉄、私鉄など多数の路線が地上から地下まで複雑に乗り入れています。どちらも、普段から利用客数が多く、駅周辺も建物が密接しているため、道路を高架化したり、地下に通したりすることで多くの人に影響を与えます。

大規模な土木建設工事が円滑に進むように総務、経理を担う
そうした工事現場において土木建設作業が円滑に進むよう、工事以外のすべての仕事を担うことが作業所事務の役割です。私は主に下北沢駅で、総務、経理、会計の仕事をしています。なかでも総務の仕事は幅広く、近隣対策や事故対応、さらに地鎮祭などの祭事も取り仕切ります。また、こうした大規模な土木工事は複数の建設会社が連携して取り組むため、幹事会社として会社間の調整も担当します。

東経大に期待した手厚い就職支援
私にとって大学での4年間は、希望する業界へ就職するために必要な能力を身につける、社会人としての準備期間でした。東経大に進んだのも、きめ細かい就職支援を期待してのことでした。実際、年間を通して就職関連のさまざまなイベントが学内で行われ、キャリアセンターは常にサポート体制を整えてくれていました。ゼミの先生も学生の就職相談に丁寧に対応してくれるなど、「手厚さ」を実感するサポートを受けました。また、資格取得のための環境も整っており、私は在学中に簿記2・3級と秘書検定2級を取得しました。当社では入社後、建設業経理士2級の資格取得を必須としているのですが、在学中に習得した簿記の知識がここで役立ちました。

ゼミのグループ学習で考察力と発言力を養う
資格取得とあわせて力を注いだのが、マーケティングをテーマに広告プランニングを立案したゼミです。広告とは企業が社会に発信したい情報を的確に伝えるという課題解決の手法といえます。そのため、プランニングで培った考察力やグループ学習のなかで高めた発言力は、現場対応という現在の仕事に生かされていると思います。まずは、現場を一人で担当できるようになることが目標です。そして将来は広報の仕事に就き、東経大で学んだマーケティングや広告・企画の知識を生かしたいと考えています。

社会に出てから自覚する現場で生きる調整力

橋本 真奈さん

株式会社AOI Pro.
橋本 真奈 (はしもと まな)さん
コミュニケーション学部
コミュニケーション学科
2009年卒業
埼玉県立伊奈学園総合高等学校 出身

2009年4月、株式会社AOI Pro. 入社。1年間、経理部門で働いた後、当時の社長にも直談判し、制作部門への異動を遂げる。プロデューサーとして数々のテレビCMを手がけ、現在はインターネット上で公開する映像を中心に制作する。

映像制作のすべてに関わるプロデューサーという仕事
AOI Pro.は、CMを中心とした映像の制作会社です。私の役職はプロデューサー。企画の立ち上げから、「完パケ」と呼ばれる完成品の納品まで、映像制作のすべての工程に関わります。現在の仕事は、インターネット上で公開する動画制作を中心としています。  

進歩を続ける映像表現をいまも勉強中
テレビCMが15秒や30秒など短い時間にメッセージを凝縮しているのに対し、ウェブ上で公開する動画には、時間的制約がありません。また、テレビCMの場合、家庭で視聴される画面のサイズを想定できたのに比べ、ウェブ動画はスマートフォンの画面で観る人もいれば、パソコンのモニターで観る人もいます。これらの違いが映像の構成や質感などに影響を与えます。映像に関わる技術は日々進歩しており、いまも映像表現にまつわる勉強は続いています。

入社時は経理部門に配属。撮影現場スタッフの信頼を得る
メディア業界への憧れからコミュニケーション学部に入学しました。映像制作の仕事に就いていますので、在学中の夢を叶えたと思われるかもしれませんが、入社時に配属されたのは経理部門でした。どうしても映像制作に関わりたかった私は、現場プロデューサーの許可を得て、余暇を使って撮影現場へ通い詰めました。そこで手伝いをするようになり、その仕事ぶりから現場の信頼を得て、いまの職に異動となりました。現在のプロデューサーという仕事は、映像制作を円滑に進める「調整」が主な役割です。そこで求められるのは、コミュニケーション能力と、相手の立場に立って考える力だと思っています。  

「身体表現ワークショップ」の授業で私が身につけたこと
コミュニケーション学部では、「身体表現ワークショップ」でのダンスなど、グループでの学びを数多く経験しました。なかには、私が考えた振り付けどおりには動けない仲間もいます。そのとき「できないから、その振り付けは止める」のではなく、こなしやすい動きに変えて同じような効果を生むアイデアを考え、全体の統一を図りました。いま私は、クライアントや制作現場からの要望を取り込みつつ、限られた予算と時間内で誰もが満足できる映像をつくることを求められていますが、その調整は、まさに「身体表現ワークショップ」の授業でやっていたことと同じだといえます。在学中は無我夢中でしたが、社会に出て振り返ると、私はコミュニケーション学部で表現技術の習得以上に、コミュニケーション能力が養われたことがわかりました。

法的思考力を養いながら公務員試験対策も万全に

黒江 伸明さん

宮崎県庁
黒江 伸明 (くろえ のぶあき)さん
現代法学部 現代法学科
2011年卒業
宮崎県立宮崎大宮高等学校 出身

2011年4月、宮崎県庁に入庁。教育委員会に配属される。その後、土木行政の業務を経て、現在、出向先の全日本空輸株式会社で、東京オリンピック・パラリンピック推進本部に配属。経済団体で組織する経済界協議会(ワーキンググループ)などで活動中。

多くの県民が納得できる公務選択を考える
宮崎県庁に就職し、庁内で3つの部署を経験しました。宮崎県は、国内屈指のリゾート地として知られる海岸部や、神話のふるさととして多くの人を惹きつける山間部など自然が豊富な地で、108万人の県民は、それぞれ生活環境や習慣、地域文化が異なります。県の職員は、県民を第一に考え仕事に取り組みます。多くの県民にとってより良い選択とは何かを、常に自分に問いかけ、一つひとつの業務が地方活性化や県民の安心安全につながっていると思い業務にあたっています。

意思決定の速さを民間の職場で経験し行政の仕事を振り返る
現在は、県の職員として全日本空輸株式会社(ANA)に出向しています。広い視野を養う研修の一環で、意思決定の速い民間企業の現場を経験することは、正確さを最重視する行政の仕事でも生かすべき点があると考えています。

公務員志望という進路が大学で明確になる
東経大の現代法学部に入学したのは、法律を学ぶことが目的で、明確な公務員志望だったわけではありません。ただ、中学時代に県が企画・実行した日韓交流事業に参加し、その仕事ぶりが印象に残っていたためか、現代法学部でも地方自治法の授業や行政法のゼミなど、地方行政に関わる科目を多く履修しました。そうした学びがかつての思い出とつながり、しだいに卒業後の進路として公務員という仕事が色濃くなっていきました。キャリア・サポートコース(CSC)で公務員試験の対策講座(現・公務員総合講座)を受講し、自分と同じように公務員をめざす仲間と机を並べることにしました。万全な対策ができた甲斐あって、希望どおり地元である宮崎県庁への入庁を果たせました。

東経大で身につけた法的思考力が日々の仕事を支える
公務員の仕事の魅力の一つは「変化」だと思います。県庁は福祉、商工、土木などのさまざまな部署に配属されます。私も入庁して7年で、教育委員会、土木、そして現在の民間企業への出向と3つの仕事を経験しました。所属部署により、関わる法律や条例が変わるため、その都度、イチから勉強します。それでも東経大で法律を学んだおかげで、例えば土木関連の法律に行政法で学んだ文言や表現と似た部分を見つけたり、立法趣旨を考えることで条文が意図するところを理解できたりします。そのようなとき、現代法学部で学び、法的思考力が身についていたことを自覚します。また、学び以外では、留学生の日本での生活を支援する「国際交流チューター」での活動、ボランティア活動などを経験しました。さまざまな人や機会に接したことが、今の行政という仕事を支えてくれています。

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