2020年度、2021年度は新型コロナウイルスの影響で派遣を中止しました。
ペース大学は活気あふれるマンハッタンの中心部にあり、世界各地から留学生が集まっています。ほとんどの留学生が「GAFA※で働く」「国際会議を運営する」といった将来の目標を明確に持ち、アルバイトで生活費を稼ぎつつ学業に打ち込んでいます。最初はそのバイタリティに圧倒されるばかりでしたが、次第に影響されてディスカッションなどでも活発に議論を交わすようになりました。国際舞台で活躍するには語学力がすべてではなく、自分の意志を貫く行動力や発信力が重要と身にしみて感じました。新型コロナウイルスの影響で予定より早い帰国となりましたが、彼らとの日々は忘れがたい記憶です。英語も日常会話程度なら堂々と話せるようになりました。
※Google、Apple、Facebook、Amazon の総称
マンハッタンには大きな公園が多く毎日がお祭りのような賑わい。ボールで遊ぶ少女と一緒に。
メトロポリタン美術館は学生の入館料が手頃になる寄付制度があり、何度も足を運びました。
東経大を選んだのは費用的に利用しやすい短期留学制度があることも理由のひとつ。望みが叶い、事前研修ではオーストラリアの食事や習慣についても熱心に学びました。フリンダース大学IELIの授業ではオーストラリア独特の食べ物を試食したり、先住民アボリジニの居住地に行って伝統の編み物を体験したりしました。なかでも印象に残っているのは、現地の幼稚園を訪れて折り紙など日本の遊びを教えたことです。子どもたちの英語は早口でなかなか聴き取れませんでしたが、ジェスチャーも交えてコミュニケーションを図り、楽しい時間を過ごしました。この経験を通して積極的に行動することの大切さを実感し、帰国後は何事も前向きに取り組むようになりました。
東経大の仲間と観光した動物園でカンガルーと一緒に記念撮影。
放課後に野球でリフレッシュ。学部が違うメンバーともすっかり仲良くなり、帰国後も親しく交流しています。