日本の企業は、中国に進出する際、現地の文化に馴染むことが難しいという話を聞き、日本企業と中国の橋渡しをするような仕事に就きたいと考え、上海留学に挑戦しました。
留学した最初の1週間は、右も左もわからず、ひとりで心細い思いをしていましたが、勇気を出して中国の先生に日本語学科の学生を紹介していただき、食事やカラオケに行くようになり、留学生活がすごく楽しくなりました。実際に人と会い、つたない中国語で会話をしたり、翻訳機を使いながら世間話をしたりするうちに、会話力が桁違いに上がるのを感じることができました。これは机上の勉強とは大きく違う点です。また、中国で働いている日本人女性から、中国での生活や仕事についてお話を聞く機会があり、海外で働く楽しさややりがいなどを伺ううちに、中国現地で働きたいという気持ちが高まりました。
留学では、積極的に動けばそれだけ得られるものがあります。何事にも自分からチャレンジする気持ちが持てるようになったことも、留学したことの大きな収穫だと思います。
きっかけは、英語が苦手だったので、大学生のうちに留学をして、少しでも英語が楽しいという気持ちになれたらと思ったからです。
印象的だったのはイギリスに到着した日のことです。市街地に行き、英語で書かれた指令の写真を撮ってくるというゲームをしたのですが、まだ英語にも慣れていなかったので、現地の人に話しかける時には、とても緊張しました。そのことをきっかけにして、その後からは、積極的に話しかけることができるようになったので、いい経験になったと思います。
留学先では、同じカレッジにいた各国の留学生と会話することがとても楽しかったです。
友達もたくさんつくることができ、今でもSNSなどを通じて連絡を取り合い、互いの国のことを話したりしています。3週間という期間でしたが、留学を通してスピーキングとリスニング力は向上したと思います。以前は、言いたいことがあっても単語がわからないと黙ってしまっていましたが、別の言い方でチャレンジする気持ちが備わったように思います。短期間で英語に対する苦手意識がなくなったことは大きな収穫でした。