兄が英語圏で税理の仕事をしている姿に憧れ、経済が学べて留学ができる大学に進みたくて東経大を選びました。コロナウイルスの影響で留学が延期になりましたが、やっと今、ニューヨークのペース大学に来ています。現在通学している大学内の語学学校は、チリ、ハイチ、イタリア、コートジボアール、韓国、中国など、世界中の人が在籍しており、さまざまな国の人と触れ合うことができます。授業では、アメリカの文化や口語表現、プレゼンテーションやディスカッションなど、いろいろな角度から英語を学んでいます。さらに私は、ネイティブの人と仲良くなりたいと思い、「日本語を教えるから英語を教えて」というチラシを大学中に貼って、学部生4、5人と語学交換を始めました。
せっかくの留学をムダにしたくないという思いが、チャレンジ精神の大切さを学ばせてくれたのだと思います。将来は、米国の公認会計士の資格取得にチャレンジするつもりです。
この研修に参加したきっかけは、高校時代のアメリカでの短期海外研修で貴重な経験を多く得たからです。語学の学びだけでなく、実際に色々な人や文化に触れることで直接得た刺激が新鮮で、再び同じような体験ができたらと思い、参加しました。現地での授業は、最初に大量の単語や英語表現のインプットを行い、そこで得た知識をすぐに他国の留学生とゲームやディベートといったペアワークを通してアウトプットする内容でした。お互いに切磋琢磨しながら実践的に学び合うことができたので私にとっては最高の環境でした。授業時間外にも、学生寮ではさまざまなバックグラウンドを持ち異なる言語を使用する留学生たちと英語でゲームやスポーツを通して交流する機会がありました。また、エクスカーションツアーがいくつか用意されていました。オックスフォードやポーツマスなどにただ訪れるだけではなく、実際に案内人の解説を聞くとともに、参加者の人たちと現地での体験や議論を行う「体験型の見学会」に参加することで、より現地の理解を深めることができました。短い間でしたがコンフォートゾーンから抜け出した環境に身を置いたことで、自分を見つめ直す機会にもつながり、とても有意義で濃密な日々を過ごせました。