足立 昂樹
経済学部 国際経済学科(4年)
静岡県立静岡高等学校 出身
2年次から積極的にインターンシップに参加し、コンサルティング業やM&A*仲介業など中小・中堅企業への支援を行う業界を中心に、情報収集をしていました。実際に現場で働いている方々のお話を聞いていくうちに、職種というよりも、業務のDX化や、成長支援などをサポートしていく業務内容に興味を持つようになりました。そこで、企業の持つ課題を、さまざまな面から支援し解決していける中小企業基盤整備機構を志望することにしました。本当にやりたいと思う仕事を見つけ、ミスマッチを起こさないためにも、インターンシップに参加して良かったと思います。また、大学の授業やキャリアセンターの支援も就職活動に大きく役立ちました。授業のひとつにある「アカデミック・ライティング」で学んだことは、質の高いエントリーシートを書くことにつながりましたし、TKUキャリアナビでは大学宛の求人情報や卒業生の在籍情報を確認することができました。私が選んだ仕事は、ゼネラルな働き方ができるため、着実に自分自身のできる仕事の幅を広げ、将来的には起業支援から事業承継支援まで、幅広く中小・中堅企業を支えていきたいと考えています。
*M&A…企業の合併・買収
蛯名 清隆
経営学部 流通マーケティング学科(4年)
東京都立小松川高等学校 出身
私は消費者の購買心理などに興味があり、流通マーケティング学科に進みました。そこで出会ったのが、ビッグデータなどを使うマーケティング・リサーチという分野です。課題に対して、どういうデータを使い、どのようにターゲットを絞り込むのか、といったことを考え、分析し、戦略や解決策を見つけるというプロセスは、私にぴったりの楽しい作業でした。小木先生のゼミでは、医療費の高騰という課題の解決策を、データを使って分析し、論文を仕上げました。技術開発職として内定が決まった日本電気では、データの活用基盤を企業に向けて、開発・提供することが業務となる予定なので、学生時代に育んだ知識が、存分に生かせると思います。
もうひとつ、東経大での学びで役立ったのは、グローバルキャリアプログラムでの留学経験です。一般的な語学留学ではなく、自分が興味のあるテーマを見つけ、現地の人々にインタビューしながら英語で論文を仕上げるというカリキュラムでした。この経験により、人と触れ合う積極性とコミュニケーション力が鍛えられ、それが就職活動に生かされたと実感しています。
東経大で培った積極性とデータ分析のスキルを活用し、日本の企業を元気づけることができたら、と考えています。
最上 雄策
コミュニケーション学部(4年)
埼玉県立越谷南高等学校 出身
以前から観光業に興味があったため、観光について学べる大学を探していました。また観光は海外から来た方と交流する機会もあるため、コミュニケーションも重要だと考え、この両方の観点から、東経大のコミュニケーション学部が適していると思い、進学を決めました。思った通り、コミュニケーション学部での学びは、観光業をめざす私にとって役に立つものばかりでした。自分の考えを一方的に話すのではなく、相手の立場に立ってわかりやすく伝える技術や、考え方の異なる人と対話を通して意思を通わせる方法、異文化を持つ人との触れ合い方などを身につけることができました。何より、知らない人と触れ合い、その人の思いに寄り添って考える楽しさを知ることができたことは、進路としてホテル業界を選ぶ決め手となったと思います。就職活動では大学のキャリアセンターを大いに活用させていただき、特にエントリーシートの添削では、短い文章のなかで自分の思いをどう伝えていくかを教えてもらえたのが本当に良かったと思います。これからの目標は、ホテルを利用したゲストの方の笑顔や思い出をつくれるようなおもてなしをして、会社だけでなく地域発展にも貢献することです。
篠田 いろは
現代法学部 現代法学科(4年)
東京都立府中西高等学校 出身
私は将来の職業として公務員を考えており、公務員をめざすことをサポートしてくれる体制が充実しているということが東経大を選んだ理由のひとつです。CSCの公務員コースを受講し、試験への対策が立てられたのはやはり大きかったと思います。また自分が利用できて本当に良かったと思っているのは、キャリアセンターで面接で必要な書類の書き方などを教えてもらったことです。最初は何をどう書けばいいのかわからないことも多くありましたが、的確なアドバイスや添削で精度の高い面接カードが書けるようになりました。その結果、面接カードを見た面接官が、こちらが想定していることに関して質問してくれることも多くなりました。そのなかでも、私がゼミで中央労働金庫の方たちと高校生向けの消費者被害防止の冊子を作成した時の体験を話すと、興味深く聞いてくれたのが印象に残っています。また、発言の機会が多いゼミだったので、面接時に自分の考えをしっかりと伝えることに役立ったと思います。国家公務員として初心を忘れず、常に学ぶ姿勢で勤務していくことが目標です。
松橋 玲奈
経済学部 経済学科(4年) キャリアデザインプログラム所属
東京・私立明星高等学校 出身
高校時代から、公務員と観光業という、分野の異なる職業のどちらかに進みたいと考えていました。そこで、公務員の学びも観光の学びもできる、東経大のキャリアデザインプログラム(CDP)を選びました。しかし、1年次に4つの学部の学びを経験し、学部を選ぶ時期になっても、公務員志望者支援プログラムのある現代法学部も、観光を学ぶコミュニケーション学部も、どちらも魅力的で選びかねていました。そこでCDPの先生に相談したところ、その両方を視野に入れて学べる経済学部をすすめていただき、そこに進むことにしました。これは結果的に正解でした。経済学部で、「地域活性化」という問題に出会うことができたからです。シャッター商店街となった地域を、経済的にどのように活性化させるかというテーマでレポートを書いた時に、地域振興に携わる公務員であれば、公務員と観光業を両立できるのではないかと思い立ち、進路が明確になりました。観光庁のある国土交通省では、地域を活性化させ、たくさんの人々を笑顔にするような、スケールの大きな仕事をしてみたいと考えています。