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教職課程担当メッセージ

2022年度更新

主任メッセージ

社会性を鍛え、専門性を磨こう

教職課程担当 主任
寺田 佳孝(全学共通教育センター准教授)

教職課程の授業では、教育の目的、人間の発達と心理、学習の仕組みとそれに見合った教育方法、そして現代の学校・教育の課題等、幅広いテーマが扱われます。これらの内容について、教職課程を履修している学生たちは、グループでの調査や発表を通じて協同で学んでいます。
それは学校・教育について学ぶ一方で、「論争的なテーマについて考え、自分の意見を構想する」「他人の意見を聴き、自らの考えを批判的に振り返る」等、社会性を鍛えることでもあります。これらの知識と社会性は、教員になるかどうかを別にして、将来、市民社会で生きていくうえで欠かせない資質です。
もっとも教職課程の学びと並行して、みなさんは所属の学部で政治学、国際政治学、経済学、経営学、法学、言語学、社会思想等について専門的に学ぶことになります。このことは一方で、学習の負担が増えることを意味します。
しかし他方で、自らの専門領域を決めて深く学ぶことは、将来教員となったときの「強み」となります。そうした専門性が、生徒を引き付ける教員の「個性」を生み出すのだと思います。
教職課程の言葉としては不思議な気もしますが、身の回りのことに広く興味・関心を持ち、どんなことでもいいので好きなことを見つけ、徹底的に取り組んでみてください。 そのことが結果的に、生徒を惹き付ける自らの魅力になるはずです。

担当教員メッセージ

教職をめざす皆さんへ

教職課程担当
高井良 健一(全学共通教育センター教授)

本学の教職課程では、全学部で教員免許状の取得が可能です。学部学科によって取得できる免許状は違いますが、教職課程に学ぶ学生は、学部や学科の壁をこえて教職に関する専門知識を高め磨くために学びあっています。他学部の学生とふれあうことで学びや興味の幅を広げることができるのも本学の教職課程ならではの魅力です。
子どもたちの人生に大きな影響を与える教師は、まず何よりも自分自身が学び続けて、成長を希求することが大切です。教師は、教科内容の専門性とともに、教育やケアの専門性が求められる、知的にも人間的にも細やかさが求められる高度な仕事です。模擬授業もできる教職ラウンジ、個性豊かな教員スタッフ、同じ目標をもつ学生たち、本学の教職課程には、高みに向けて学ぶための環境が整っています。
そんな東京経済大学の教職課程では、よりよい未来を創るために、謙虚に学び続ける学生を求めています。

ユニークさを身につけた教師に

教職課程担当
横畑 知己(全学共通教育センター准教授)

私は、本学の教職課程で、「社会科・地理歴史科指導法」、「教育史」、「道徳教育の理論と実践」などの教職関連科目を担当しています。また、全学共通教育センターのスタッフとして、「総合教育演習」(いわゆるゼミ、テーマは「現代史を学ぶ」)も開講しています。
東経大は、経済、経営、コミュニケーション、現代法学の4学部からなる社会科学系の「総合大学」ですから、教職課程を履修する学生は、各学部で専門科目の学習を深めるとともに、あわせて、教職科目を通じて教育に関する知見を広めながら社会科、英語などの教員免許の取得を目指しています。
私自身の研究分野は、教育史および歴史教育ですので、社会科、とくに地歴科の教員免許を目標とする人は、「社会科・地理歴史科指導法」はもちろんですが、「教育史」の講義や、「総合教育演習」のゼミなどにも積極的に参加してほしいと思っています。
多くの人が、本学教職課程で学び、専門教科の力量と、教職に関する見識を備え、なおかつ、東経大のユニークさを身につけた教師として育っていってほしいと期待しています。コロナ禍の今だからこそ、腰を据えて学んでほしいと思います。