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2025年度卒業式 理事長祝辞

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

ご家族並びに関係者の皆様には、ご息女・ご子息様の成長と輝かしい社会人としてのスタートを心よりお慶び申し上げます。

また、これまで東京経済大学に対し、多大なご支援とご協力を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

 

ご承知のとおり、本学は明治・大正・昭和の激動の時代に一代で大倉財閥を築き上げました、大倉喜八郎により1900年に大倉商業学校として創立され、昨年10月には創立125年の永き歴史を刻んでおります。

大倉翁が開校より学生に語り続けた一貫した考えは、商業・経済・金融に精通した人材の育成と語学をはじめとする実学教育の重要性であります。

即ち国際性の涵養と挑戦し続ける姿勢(進一層)、そして責任と信用の大切さであります。

この考えこそ125年に亘る本学校風の核心であることを忘れないで下さい。

幅広い視野とチャレンジ精神、それを支える壮健な身体、どうか皆さん健康には呉々も留意されて、実社会で十二分に活躍されることを心より念じております。

 

私も本学の卒業生であります。

そしてこの6月25日には理事長の職を辞する、すなわち、卒業することになります。

社会人の先輩として一言申し上げます。

皆さんはこれから様々な業界において、各分野の専門知識・業務知識を習得しながら、これから40年以上の長きに亘り社会人として活躍し、立派に成長していく事になります。

新たな勉強の始まりでもあります。そして数多くの人々と触れあうことになります。

「進一層館」の展示室に大倉喜八郎は次の様に記しています。

「幸福を授ける神や守るらん 自助と努力と誠意ある人」

私は40年間の会社生活で、この三つの言葉の大切さと難しさを痛感しております。

諺に「人間万事塞翁が馬」、あるいは「禍福は糾(あざな)える縄のごとし」というものがあります。

人生の好不調、幸せ・災いは代わる代わる訪れるものだと云うものであります。好調な時には驕りや怠け心が芽生え、ついつい努力を怠り、誠実さを欠くことになります。誠意ある対応は「責任と信用」に繋がります。私は残された人生も限りなく『努力賞』を戴きたいと考えています。

 

人生100歳時代、東経大のキャンパスは皆さん方の故郷(ふるさと)です。ホーム(HOME)です。

困った時や苦しい時、そして嬉しい時、悲しい時、何時でも大学を訪ねてください。

きっと誰かが手を差し伸べ、相談相手になってくれると思います。

私達大学関係者一同、皆さん方のご卒業、そして社会への旅立ちを、改めて心よりお祝い申し上げ私の祝辞とさせて戴きます。皆さんの健闘を祈ります!

 

2026323日 東京経済大学理事長 菅原寛貴