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2026年度入学式 理事長祝辞

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

また、ご家族並びに関係者の皆様方には、心よりお祝いを申し上げます。

本日、約1700名の新入生の皆さんを本学にお迎えできました。教職員一同大変嬉しく思っております。

一年中緑に囲まれたこの国分寺キャンパスに、日本の各地域から、そして海外から多彩な個性が集まりました。互いに数多くの友人を作り、熱く語り合い、自分自身を是非成長させて頂きたいと考えます。

 

本学は明治・大正・昭和の激動の時代に、一代で大倉財閥を築き上げました大倉喜八郎により、1900年(明治33年)赤坂葵町に大倉商業学校として創立され、昨年10月に125年の永き歴史を刻んでいます。

 

大倉喜八郎は明治維新後まもなく1872年(明治5年)、日本の民間人としては初めて、アメリカ・ヨーロッパを自費で1年以上かけて視察し、帰国後すぐに日本で初めての総合商社にあたる大倉組商会を設立しています。以後、あらゆる業界で200社以上の会社設立に、盟友である渋沢栄一らと共に参画しております。

 

大倉翁が開校より学生に語り続けた、一貫した強固な考えは、欧米に負けない商業・経済・金融に精通した人材の育成と、語学をはじめとする実学教育の重要性であります。

すなわち国際性の涵養と挑戦し続ける姿勢(進一層)、そして責任と信用の大切さであります。この考えこそ125年に亘る本学校風の核心である事を覚えておいて下さい。

 

私も本学の旧き卒業生であります。先輩として二つお願いがあります。

一つは在学中、ぜひ、大倉喜八郎関連の図書(小説)を一冊でも読んでみて戴きたい。

その一冊が、生涯の盟友である渋沢栄一や、みずほ・安田グループの創設者である安田善次郎などに発展するものと思います。これらに登場する人物像は、まさに日本の近代経済史そのものであります。

二つ目は「知行合一」という言葉を知っておいて欲しいと云うことであります。

大倉翁は12歳の時に、新潟県新発田市にある積善堂という塾で「陽明学」を学び、18歳でこの「知行合一」という教えを胸に、江戸(東京)に旅立ちます。そして生涯この教えを大切に商人としての道を真っ直ぐに進みます。

知行合一」とは知ることと行うことは表裏一体、本来ひとつのことである。(知識は行動に移してしてみなければ知ったことにはならない。)と云う様な意味合いになります。

 

改めて新入生の皆さんのご活躍と、ご臨席の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げまして、私の祝辞とさせて頂きます。

 

本日は誠におめでとうございます。

2026年4月1日 学校法人東京経済大学 理事長 菅原寛貴