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学長メッセージ

東京経済大学学長 岡本英男

私はあらゆる場所で、本学を「名実ともに東京・多摩を代表する大学」、「見た目はさほど大きくなくともずっしりと重い存在感のある大学」にしたいと述べてまいりました。そのためには何よりもまず、私たち教職員が一丸となって理想的な大学づくりに邁進しなければなりませんが、同時に本学の本当の良さを理解し、本学をあらゆる面で支援してくれる支持者の存在が不可欠であります。

123年におよぶ本学の歴史を振り返ったとき、敗戦間際の米軍の空襲による赤坂葵町の校舎消失、財閥解体の影響による創立者・大倉家の支援喪失、国分寺町への移転、そして1949年の大学昇格までの4年間が本学の歴史のなかで最も苦しい時期でした。その困難な時期を学生、教職員、卒業生が一致団結して乗り切ったことを私は誇りに思っています。大学昇格に向けた全学の一致協力ぶりを何よりも象徴的に示したのは、学生、教職員、卒業生による寄付金活動でした。

この度、本学は、一定の寄付金収入を確保し、財政基盤の充実に寄与することを目的として、恒常的な寄付金制度を新たに設けることにしました。私たち教職員は、長い伝統を誇る本学をいま以上に社会から評価される大学、高校生・受験生から選ばれる大学にすべく不断に改革と充実に努める覚悟であります。どうかそのことをご理解くださり、一層のご支援をお願い申し上げます。

2022年12月  東京経済大学学長 岡本英男