1970年代より水俣病問題にかかわり続けるアイリーン・美緒子・スミスさんをお招きして、公害問題としての水俣病をテーマに、広く「水俣」について市民の方々や近隣の大学に通う大学(院)生や高校生のみなさんなどといっしょに語り合います。
「『水俣』を語ろう」は、二部構成となっています(第一部のみあるいは第二部のみのご参加でも構いません)。第一部は、アイリーンさんも主人公の一人として描かれている、映画『MINAMATA』(ジョニー・デップ主演 2020年)を上映し、第二部は、この映画と水俣病問題の関係性などについてアイリーンさんにお話いただきながら、参加されたみなさんとの対話を行います。
本企画は参加者のみなさんとアイリーンさんが語り合うことを通して、環境意識を醸成し、高めていくことを目的としています。気候危機あるいは気候非常事態宣言が叫ばれる現代社会にあって、半世紀以上も前に起きた水俣病は遠い過去の出来事のようにも感じます。ですが、水俣病問題に関わり続けた医師の原田正純さんは「水俣病は世界を映し出す鏡」とも言いました。公害そして環境問題の原点である水俣病を知り、学び、語り合うことで、現在そして将来の社会の課題であるSDGsについて考えてみませんか。
日 時 | 2023年12月6日(水)
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会 場 | 東京経済大学 国分寺キャンパス 大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール) ※お車でのご来場はご連慮ください。 国分寺キャンパスへの行き方 |
参加費 | 無料 ※6歳以下のお子様は入場することができません。 |
申込方法 | ※申込受付は終了しました。 事前申込制(第一部または第二部のみの参加も可能です)。 本学公式サイトからお申込みいただけます(電話では受け付けておりません)。 受付返信メールをもって入場券とさせていただきます。 |
申込受付期間 | 2023年11月7日(火)~2023年12月4日(月) ※定員に達し次第、申込受付は終了となります。 |
定 員 | 先着250名 |
主 催 | 東京経済大学 SDGs推進委員会 東京経済大学 地域連携センター運営委員会 |
問い合わせ先 | 東京経済大学 地域連携センター 電話(042)328-7950 FAX(042)328-7949 Eメール crc■s.tku.ac.jp(■を@に変更) |
『MINAMATA−ミナマタ−』
© 2020 MINAMATA FILM, LLC
© Larry Horricks
製作:ジョニー・デップ
監督:アンドリュー・レヴィタス 脚本:デヴィッド・ケスラー
原案:「写真集 水俣」W.ユージン・スミス、アイリーンM.スミス(著)
出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、キャサリン・ジェンキンス and ビル・ナイ
音楽:坂本龍一
提供:ニューセレクト株式会社、カルチュア・パブリッシャーズ、ロングライド
配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム
2020年/アメリカ/英語・日本語/115分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/
原題:MINAMATA/日本語字幕:髙内朝子
公式サイト:longride.jp/minamata/
AILEEN MIOKO SMITHアイリーン・美緒子・スミス
1950年、東京生まれ。アメリカ人の父親と日本人の母親をもつ。1968年、スタンフォード大学に入学。1970年に、通訳者として富士フイルムのコマーシャル制作の仕事に携わり、ユージン・スミスと出会う。ユージンと結婚後すぐに水俣に移住。1975年にユージンと連名による写真集『MINAMATA』をアメリカで出版。1983年コロンビア大学にて環境科学の修士号取得。1991年、環境市民団体グリーン・アクション設立。