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【朝日新聞(朝刊)7/3】川浦康至名誉教授の特集記事が掲載されました

2018年7月3日付けの朝日新聞(朝刊)のオピニオン欄に、川浦康至本学名誉教授の特集記事が掲載されました。

記事は「君の名は。」と題し、川浦名誉教授のほか、前熊本市長の幸山政史氏、文筆家の伊東ひとみ氏が「名前」に関連したエピソードと見解を述べています。

川浦名誉教授は「名前の研究を本格的に始めたきっかけは、2011年の東日本大震災です。2万人とも報じられた犠牲者の方々に、みな名前がある。そう思った瞬間、名前の持つ力を再認識した気がしました」と話し、「印象的だったのは、人々がちょっとしたきっかけで自分の名前の印象を変えていたことです。犯罪者と同じ名だと知っただけで『嫌だ』と思い、好きな人に『いい名前だね』と言われただけで好きになる。ありふれた名前だと否定的に感じていた人が『明日があるかわからない世界で、ありふれていることは貴重なのだと気づいた』と語った例もありました。人間は自分の名前を再解釈しながら、生きていたのです」と自身の研究をふまえた見解を伝えています。