2018年8月29日(水)、東京経済大学が学術交流協定をしている韓国・ソウルにある三育大学(金聖翼総長)の保健福祉教育会館で「人権問題の現状と改善方向」をテーマに、『2018年韓日大学生、社会福祉国際交流セミナー』を開催し、本学の西下彰俊現代法学部教授とゼミ生2名が研究発表を行いました。
今年で3回目を迎える本セミナーは、社会福祉を学ぶ韓国と日本の教員・学生の学術交流を目的として開かれ、三育大学社会福祉学科教授2名と大学院生2名、東京経済大学西下彰俊現代法学部教授とゼミ生2名が研究発表を行いました。三育大学チョウミスク教授の基調講演を皮切りに、(1)日本における人権問題と高齢者虐待問題、(2)韓国の人権問題や障害者の人権問題、(3)日韓高齢者虐待の比較分析、(4)日韓障害者虐待の比較分析、(5)韓国における高齢者虐待、障害者虐待の対応事例分析、など両国における人権問題に関する研究発表と討論が行われました。発表後は、静岡福祉大学ジャンチャンホ教授、韓国国家人権委員会キムチョルホン課長、高橋明美本学非常勤講師が総評を述べました。なお、このセミナーの様子は、韓国の新聞社中央日報でも報じられました。
参加した西下ゼミの水橋海斗さん(ゼミ長・現代法学部3年)は「ソウルの大学の講堂で虐待について発表でき、度胸がつきました」、小山加奈さん(副ゼミ長・同3年)は、「自分の発表をすぐに通訳してもらう経験は珍しいので、とても有意義でした」と話しています。西下教授は、「韓国の特定の大学と継続的に人権問題やボランティアによる社会貢献等についてセミナーを開催することは重要です。また、海外でゼミ生が研究発表をすることは自信にもつながる稀有な経験だと思います」と語っています。
水橋さん(ゼミ長)
小山さん(副ゼミ長)