東京経済大学コミュニケーション学部のゼミ発表会が2018年11月17日(土)に6号館F307、F308教室で開催されました。当日はコミュニケーション学部で演習を開講する全21名の教員のゼミのうち、13のゼミが活動内容紹介や研究成果報告を行いました。
柴内康文コミュニケーション学部長は開会の挨拶の中で、「ゼミは大事な出会いであり、これからの3年間そして将来へと繋がっていく。そのような意味でゼミを決めることは初めての大きな選択ではないか。この発表会や懇親会を通して情報を収集し、最良の選択をしてほしい」とこれからゼミを選択する1年生の参加者に向けてこの会の意義を話しました。
企業研究を行う小山ゼミは「異文化マネジメント」に着目し、社会人を招いて今後の研究に繋がる話を伺う「ゲスト講義」と、様々な大学が集い研究成果を論文形式で発表し競う「国際ビジネス研究インターカレッジ大会」への参加をゼミの特徴に挙げました。
同じく企業研究を行う駒橋ゼミは「経済記事」と「広報・PR」を主軸としています。実際の企業に協力を得て市場分析、商品開発、発表会を行う「模擬記者発表会」や、「企業広報の一つとして工場見学は有効か」という議題で社内会議を想定したディベートを行っている様子を伝えました。
松永ゼミは今年度のテーマを「日系人」とし、前期は「マンザナ、わが町」を観劇し日系アメリカ人について研究、後期はグループ研究とフィールドワークの一環として、神奈川県鶴見区在住のブラジル人が設立した「ABCジャパン」の活動を紹介しました。ゼミ生の自己紹介や聞き手に自ら質問を振るなど、ゼミの雰囲気が色濃く現れた発表となりました。
発表会後は教員とゼミ生を交えた懇親会が和やかに行われました。発表会で関心を持ったゼミの研究内容や雰囲気を直接教員に質問するなど、ゼミに積極的な姿勢を示す1年生の様子が伺えました。
取材:学生記者 コミュニケーション学部2年 内御堂奈々