東京経済大学の早尾貴紀准教授が担当する授業「世界政治論b」では、ゲスト講師による授業を以下のとおり公開いたします。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
【日 時】2019年1月7日(月)1時限 9:00~10:30
【場 所】本学国分寺キャンパス 5号館地下1階 E001教室
【ゲスト講師】奈良 勝司(立命館大学文学部 任期制助教、国際日本文化研究センター客員准教授)
【テーマ】150年目の明治維新論 ――『明治維新をとらえ直す』をもとに
【内 容】1868年の明治維新から2018年で150年でした。日本政府は、この150年の節目に祝賀の式典を主催し、日本国家・日本国民の近代的発展の「原点」として、明治維新150年を盛大に祝いました。それ以降、日本国家と日本人の「成功物語」が始まったというわけです。
しかし、明治維新の重厚な研究の進展が示すのは、そのような単純な物語ではありません。国内的にも国際的にも、複雑な要因が絡み合って構造変動を起こした結果としての変革運動でした。明治維新をそうした近現代世界史のなかに位置づけつつ、新しい姿を浮かび上がらせます。
【参考図書】奈良 勝司『明治維新をとらえ直す ――非「国民」的アプローチから再考する変革の姿』(有志舎、2018年)
【申込等】事前申し込み不要、参加無料
※この授業公開は講演会ではなく、通常の授業を公開するものです。