2018年12月8日(土)、東京経済大学経済学部は本学6号館教室でゼミに所属する学生たちが日頃の研究の成果を発表するゼミ研究報告会を開催し、13ゼミから50チームが報告を行いました。
開会挨拶で羅歓鎮経済学部教授は「発表していないときでも勉強してください。どうしてこのテーマを選んだのか、どのようなアプローチや手法を用い、どのようなディスカッションをしていたのかなど、考えながら発表を聞いてください」と学生たちに呼びかけました。
教室によってテーマ分けされ、「世界経済」「雇用と労働」「福祉/教育/地域経済」「食糧問題/産業/イノベーション」のテーマに沿って報告が行われました。各教室では発表するゼミとは異なるゼミから質問者を立て、発表のあと討論の時間が設けられていました。
小島健ゼミは「Brexitがもたらす日系企業への影響」をテーマに報告を行いました。Brexitとは、イギリスのEU離脱の事を指す造語です。ゼミ生たちはイギリスがEUを離脱することに対して問題提起し、どのような対策が考えられるか、日系企業はどのような対応をとっているのかなどを説明しました。
結城剛志(岡本英男)ゼミは「米中貿易戦争・発端の原因と日本への影響」をテーマに、米中貿易戦争の背景にはアメリカと中国の経済対立のほかに、世界の覇権をかける争いや知的財産の侵害、中国の一帯一路政策へのアメリカが抱く危機感など、さまざまな要因があると報告しました。
取材:学生記者 コミュニケーション学部1年 福岡宏貴