東京経済大学全学共通教育センターは、2018年12月8日(土)本学1号館3階のA309、310教室でゼミに所属する学生らによる研究報告会を開催し、13ゼミから22チームが発表を行いました。
開会に先立ち、全学共通教育センター長の新正裕尚教授が登壇し「私も学生時代は発表など人前で話すことが苦手だった。しかし経験を積んでいくことで話せるようになった。ゼミ研究報告会では発表する力が鍛えられると思う」と自身の経験をもとにこの報告会の意義を学生に伝えました。
日本文学担当の上野麻美ゼミは「源氏物語の舞台を歩くⅢ~源氏香とともに~」というタイトルで発表を行いました。座学で学んだ源氏物語をもとに実際に京都に訪れ、宝塔寺や城南宮など源氏物語と関連のあるお寺を巡ったり、源氏香体験をするなど源氏物語の知識を深め、その知識を活かして新しい京都の魅力を伝えていました。
麻生博之ゼミは「LGBTに対する偏見に根拠はあるのか?―トランスジェンダーについて考える―」というテーマでで報告を行い、「トランスジェンダーの人全てが転換手術を望んでいるわけではなく、1人1人が多様な考えを持っているので、一概に手術すべきと考えてはいけない」と述べていました。報告のあと、フロアからは「私たちがトランスジェンダーやLGBTの人にどのように接すればいいのか」などの質問があり、熱心な討論が交わされました。
取材:学生記者 経営学部3年 川村塁