現地で文化や語学を学ぶグローバルキャリアプログラム・中国研修コースの成果発表会が、2019年1月24日(木)、F302教室で行われました。
当日は、中国から帰国した7名の学生が中国に関する研究テーマを自分で設定し調査した成果を発表しました。プレゼンテーションや質疑応答はすべて中国語で行われました。
入学前からグローバルキャリアプログラムで留学することを決めていた井上万里子さん(経営2年)は、現地でよく食べていたインスタントラーメンを研究。留学前には「中国のカップ麺は雑なものではないか?」というイメージを抱いていましたが、2ヶ月間様々なカップラーメンを食べ調査した結果、日本より味の種類が豊富で美味しいという見解に至りました。中国でカップラーメンの売上が年々下降気味である問題に対しては、中国人の健康意識の高まりと、外食の手段が増加したことが理由として考えられると述べました。井上さんは、「留学期間中100人にカップラーメンについて調査したり、日本人対象の雑誌でコラムを書いたりしました。色々な民族や文化が入り交じる中国で愛されるカップラーメンを生産することが企業の役割。簡単なことではないが、それがカップラーメンの歴史を作っている」と、発表を締めくくりました。
講師陣の審査を経て最優秀賞に選ばれたのは、「中国の日本語教育」を研究した中村桃夏さん(現代法2年)と、「中国のスマートフォン」を研究した三木夢月さん(現代法2年)でした。発表会の司会を務めた羅歓鎮経済学部教授は「みなさんの努力の成果を見られて嬉しい。これからも継続して勉学に励んでほしい」と話しました。
取材:学生記者 コミュニケーション学部2年 内御堂奈々
最優秀賞を受賞した中村さんと羅教授
同じく最優秀賞を受賞した三木さん