東京経済大学が主催する「TKU Japan Study Program」が2019年2月15日(金)から2週間にわたり行われ、15日に歓迎会、27日に成果発表会が大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)交流ロビーで開催されました。
本プログラムは毎年7月と2月に開催し、海外の協定校から留学生を受け入れ、日本語の授業のほかに日本文化を体験してもらうプログラムです。今回は通算16回目の開催で、韓国と中国から13名の学生が来日し、約2週間、日本語の授業のほか、小学校訪問、茶道教室、浅草や箱根での研修が実施されました。
歓迎会で小林克己学務部長は「海外研修で大切なことは人と人との出会い。たくさんの人と話して、たくさんの良い思い出を作ってほしい。そのために、東京経済大学の学生と教職員は全力で皆さんを支援します」と、留学生たちを歓迎しました。留学生アドバイザーを務める金鉉玉経営学部教授は「私も学生時代に日本への留学経験があり、そこから今のキャリアが始まったと言えます。皆さんも全力で学び、充実した留学生活を送ってください」と留学生たちにエールを送りました。
27日に開催された成果発表会は3部で構成され、1部に行われた自己紹介とスピーチでは留学生ならではの気付きが多く挙がりました。荘子棋(ショウ・シキ)さんは、「街中でゴミ箱を見つけるのに苦労する。見つけても分別方法がよく分からない」と、食べ歩きをした際のエピソードを交えて話しました。しかし、後日訪れたゴミの無い綺麗な海岸を見て、「日本の分別システムを中国も見習うべきだと感じた」と語りました。
2部では2グループに分かれてディスカッションが行われました。Aグループは「好きな日本の食べ物」というテーマに対して「なぜ好きなのか?」「自国との違いは?」などの質問があがり、留学生たちは日本語で答えていました。Bグループでは「旅行の際に船と飛行機どちらが良いか」というテーマについて、食事の利便性、過去の事故を参考にした危険性、それに対する緊急時の対策など様々な観点から意見が述べられました。3部では3グループが落語を披露し、和やかな雰囲気で成果発表会を締めくくりました。
将来中国語の先生になりたいという国際関係学院の王釗(オウ・ショウ)さんは、「このプログラムで色々な活動が出来て、みんなと友達になることができた。日本人の先生と話すことは貴重な機会で、とても良い2週間だった」と、留学生活を振り返りました。
取材:学生記者 コミュニケーション学部2年 内御堂奈々
歓迎会
懇談する留学生たち
成果発表会