大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術振興会は、学術講演「日本林業の可能性」を2019年11月30日(土)に開催しました。
国分寺キャンパス2号館B301教室で行われた講演会は、14時30分の開場前から多くの方が来場し、150名を超える参加者が注目する中開演しました。
講師の速水林業代表・森林再生システム代表取締役社長速水亨氏は、「日本の森林・林業の歴史」を説明した後、「木材の魅力」や「速水林業の特徴」について笑いを交えながら詳しい解説を行っていました。特に木材の魅力として、鉄やコンクリートと比較しても強さが圧倒的でかつ環境に負担をかけない材料であるという話に興味が湧きました。
今回の講演会の企画者の一人で山林経営も行う本学卒業生の瀧本良吉氏(昭29卒)は、講演会後の挨拶で、「大雨が降っても山が崩落しないような木が根を張る山をつくっていきたい」と森林資源に対する熱い思いを語りました。大きな拍手が鳴り響き、大盛況のうち講演会は終了しました。
取材:広報課インターンシップ生 経済3年 笠倉一樹