初の開催となる図書館まつりが、2019年12月5日(木)に東京経済大学図書館で開催されました。
図書館まつりは向後恵里子明星大学准教授の解説と岡本英男学長、石丸晶子名誉教授、川井万里子名誉教授、鈴木直教授によるトーク、学生によるブックトークで構成され、在学生や教職員などが参加しました。
岡本英男学長は『うたげと孤心』(大岡信著)とからめ「大学はシンポジウムや学生の様々な活動などによる『宴』の場である。また学生は自分を見つめ、読書をしたり予習復習をしたり、レポートを書いたり、試験勉強などに勤しむ孤独な時間に耐える必要がある。私は図書館を『孤心』の象徴として描いているが、年に一度くらいは本好き・読書好き・図書館好きの学生、教職員、卒業生がコーヒーを飲みながら自由に語る『宴』の場になってもよいのではないかという思いが形になった」と図書館まつりにかける思いを語りました。
東京経済大学図書館に所蔵されている錦絵について、向後恵里子明星大学准教授は「あることないことが描かれ、当時の理想のすがたがわかる。実物の錦絵でデジタルでは伝わり切らないディテールを感じてもらいたい」と語りました。学生の読書トークに登壇した大森陽介さん(コミュ二ケーション3年)は劇団四季の魅力と本学との出会いの一冊について熱弁し、「こんなにたくさんの人と本の内容を共有したり、共感したり、面白く楽しい時間でした」と満足げに語りました。
取材:コミュニケーション学部3年 学生記者 植田啓太