陣内良昭経営学部教授の最終講義が2020年1月10日(金)13:00~14:30、東京経済大学1号館4階A405教室で行われました。
陣内教授は「簿記の原理とアカウンタビリティの原理-私の会計学-」をテーマに、ご自身の会計学との出会い、東京経済大学との出会い、これまでの研究および教育活動を振り返り、自らの根源となる田中章義本学名誉教授の会計学方法論について、どのように継承し、それを踏まえ自己の理論をどのように確立するようになったのかを熱く語りました。
田中名誉教授が会計を経済過程の中に位置づけ、会計制度を土台(経済過程)と切り離すことなく一体的なものとして規定する方向性を与えていたことを踏まえ、陣内教授も経済学と会計学を関連させ「会計とは何か、原理とは何か」を講義されました。その際、様々な視点に言及され、例として『資本論』における複式簿記自体が資本の一部を構成するという点で、複式簿記の重要性について語りました。
最終講義には履修者をはじめ、ゼミ生、卒業生、関係者、教職員らが聴講し、講義終了後は関係者より花束が進呈され、思い思いに感謝の気持ちが伝えられました。