2020年6⽉25⽇(木)付け毎日新聞夕刊の文化面で、1995年に日本で初めてコミュニケーション学部を創設した、東京経済大学田村紀雄名誉教授のインタビューが写真付きで掲載されました。
紙面では、田村名誉教授が自らの半生を語った『自前のメディアをもとめて-移動とコミュニケーションをめぐる思想史』の刊行までの詳細が掲載されています。田村名誉教授は本書を、生い立ちから現在までをたどる「自伝的講義録」と表し、これまでの研究や膨大で幅広い自身の仕事について、聞き手に語り下ろしています。
田村名誉教授は、「ローカル紙の生態」といった「自立した小さなメディア」にこだわり、研究・文筆活動の核に置いてこられ、インタビューでは「小さなメディアには人間がいる。生き様が表れて、寿命があり、役割がある」と語っています。
「人はどのように意見や思想を表出し、伝達していくのか。小さなメディアに刻まれた人間の姿を追いかけ、世界のありようを浮かび上がらせた。メディアを情報の移動と捉え、日本でコミュニケーション学という学問分野を切り開いた」などと紹介されています。