東京経済大学には、英語をはじめとした外国語で交流し、異文化を学ぶための参加体験型学習スペースとして、グローバルラウンジ「コトパティオ」があります。
コトパティオでは、2020年10月27日(火)にオンライン上で「ハロウィーンイベント」を行いました。昨年までは講師や学生が思い思いに仮装をし、にぎやかに過ごす企画でしたが、今回はオンライン上で各国の怪談話(中国、ベトナム、イギリス、日本)を披露し合うことにしました。
トップバッターは中国出身の経営学研究科1年の張 然(チョウ ゼン)さん。メイクアップに1時間かけての登場です。中国に昔から伝わる怪談「妻に不義理を働いた夫が浮気相手の妖怪に殺されたため、妻が試練を受けながらも死んだ夫をよみがえらせる話」を全て英語で披露しました。
ベトナム人留学生で経済学部1年のマイ ゴックハンさんは、「シンチャオ」(ベトナム語で「こんにちは」)からスタート。迷信と言って信じなかった人が命を絶たれるというベトナムの昔話を話しました。丁寧な日本語で絵本を読んでいるような心地になりました。
コミュニケーション学部4年の張 逸齢(チョウ イツレイ)さんは、最終バスに乗ろうとした人が「黄泉の国」に連れて行かれそうになる中国のお話を英語で話しました。日本にも似た話を聞いたことがあるとコメントした参加者もいました。
最後は、経営学部4年の佐藤 美来さん。「耳なし芳一」を紙芝居形式で披露。盲目の芳一が平家の落人に引き込まれていく様を、淡々とした英語で読み上げました。日本人にとっては有名なお話でしたが、留学生やコトパティオの講師にとっては新鮮な話だったようです。
ちなみにこの日のジェフ・コーディネーターの仮装は海賊風、ジョエル講師はハリー・ポッターの親友、ロン・ウィーズリーといういでたちでした。仮装大賞は手の込んだメイクアップで周囲を怖がらせた張 然さんとなりました。