東京経済大学は、多摩アカデミックコンソーシアム(TAC)のFD研修幹事校として、2020年12月5日(土)FDシンポジウム「遠隔授業とその先にあるもの」を開催しました。
TACは、多摩地区にある6大学(国立音楽大学、国際基督教大学、津田塾大学、東京外国語大学、武蔵野美術大学、東京経済大学)が加盟する大学協力機構で、交流を深めながら新たなネットワークの確立を目指して活動を行ており、その一環として毎年FD研修やSD研修を実施しています。
70名程が参加した今回のFDシンポジウムはZoomウェビナーによるオンラインで行われ、京都大学高等教育研究開発推進センター長の飯吉透教授が「ニューノーマルな高等教育の展望:遠隔授業を越えて」と題して基調講演を行いました。飯吉教授は、新型コロナウイルスによるオンライン授業が各大学で実施される以前から、オンライン授業を活発に取り入れ世界中から学生が集うアメリカの大学の紹介やコロナによって急速に進んだオンラインを通じての学修について京都大学の例などを用いて講演されました。また今後大学がどのように転換すべきか、既に始まっている具体的な取り組み、高等教育の可能性やそこへ向かうための提言などについてもお話しいただきました。
第2部では本学の飯吉教授と岡本英男学長による指定討論及び質問が行われました。
第3部では、加盟6大学の教員がコロナ禍でのオンライン授業の取組みにつて報告を行い、平常時と同様の質の高い授業を学生に提供するための教材開発や授業方法、学生のフォロー体制、教員同士のネットワークの構築など各校の取組みを披露しました。