2021年3月23日(火)、東京経済大学大学院では、対面とオンラインの併用にて学位授与式を挙行しました。
2020年度3月期修了者として、経済学研究科修士課程2名、経営学研究科修士課程2名、コミュニケーション学研究科修士課程3名および博士後期課程1名、現代法学研究科修士課程1名に学位が授与されました。
岡本英男学長は、「学位を授与された9名の学生の、在学中における努力と熱意に心から敬意を表するとともに応援のエールを送ります。皆さんはフィールド調査や文献調査に一生懸命取り組んだこと、期待するような成果がなかなか得られずに苦しい日々を送ったことを思い出しているかもしれません。しかし、今日ここにいる皆さんは、これらの苦難を自分自身の力で乗り越え、博士論文・修士論文として成果をまとめ上げました。皆さんの将来に対する最も大きな成果は人生に対する自信を得られたことではないでしょうか。この成果は、皆さんがどの分野に進んだとしても必ず活かされます。また、留学生の皆さんは日本と母国をつなぐ架け橋になって下さい」と式辞を述べました。
今回、最も多くの修了者を送り出したコミュニケーション学研究科の本橋哲也研究科委員長からは、「お仕事もあり忙しい中で博士論文を書いた方、中国から留学して非母国語で論文を仕上げた方などがいらっしゃいました。新型コロナウイルスの影響でフィールドワークができない中であっても素晴らしい論文を仕上げてくださいました。特に留学生の方は、私自身も経験がありますが、言葉も環境も慣れない中でこれだけ素晴らしい成果を修められたことに心からの敬意を評します。また我々教員自身も多くのことを学ばせていただきました」と挨拶がありました。
現代法学研究科修士課程を修了した村井里穂さんは、「大学院の2年間は本当に充実した2年間で、自分自身の大きな成長に繋がったと確信しています。背景にあるのは教職員の皆様のご尽力があってこそと、心から感謝しています。最後となりましたが、今後もこの経験を活かして自分の更なる成長に繋げていきたいです」と決意を語りました。
なお、2020年度博士号授与者は以下のとおりです。
塚本美穂さん 博士(コミュニケーション学) 指導教員:本橋哲也教授
論文題名「芸術作品と人形における身体表象」
取材:学生記者 経営学部2年 内田充俊