


2021年5月8日(土)付、熊本日日新聞において、東京経済大学現代法学部の野澤淳史専任講師(研究分野:社会学)による水俣病の胎児性世代と関わりながらの研究活動が紹介されました。
野澤専任講師は、学生時代から水俣に通い、水俣病胎児性患者たちが「これからどうして生きていくか」をテーマに研究を行っています。
水俣病が確認されてから65年が経ち、胎児性患者らの生活支援は行政の責任で拡充されましたが、患者の認定基準が厳しいことをはじめ、福祉の課題は時代とともに様変わりしてきています。
「これからも一人ひとりの患者さんは水俣で生きていく。それぞれの当事者が、対立や困難さを抱えながらも向き合うべき時期。私自身も研究者として支援者として関わり続けたい」と語っています。