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在学生のみなさんへ 学長メッセージ ー緊急事態宣言の延長を受けてー

 

2021年5月28日
東京経済大学学長 岡本英男

東京都などの緊急事態宣言の延長要請を踏まえて、政府は5月28日に9都道府県に対して緊急事態宣言の発令期間を6月20日まで延長する方針を決定しました。

TKUポータルで在学生の皆さんにお知らせしていますように、本学は、緊急事態宣言発令中は対面授業を遠隔授業に切り替えて実施することにしています。対面授業を待ち望んでいた方にとっては非常に残念なことですが、学生の皆さんの安全・安心を第一に考えた、熟慮のうえでの対応であることを何卒ご理解下さるようお願いします。

ただし、学生の皆さんが図書館、PC教室等の大学の施設を利用するためにキャンパスに入構することは制限していません。遠隔授業を教室で受講することも可能です。大学の近くに住み安全に通学できると判断される方は、感染防止対策を十分にとったうえで施設を利用してください。

私は、オンラインでの遠隔授業にも大いなる可能性があると考えています。昨年9月の「第2学期開始にあたって」の学長メッセージのなかで、オンライン授業に積極的に取り組んでいる3名の学生の体験談を紹介しました。そこで私は、日々活き活きと学習していくための秘訣は、「この状況だからこそできるものがあるのではないか」、「ゼミのチームメイトとの再会に備える」、「オンライン上であっても主体性を忘れずに臨む」、「躊躇しがちな質問も、恐れずに試してみる」、「個人で研究する多様なテーマを徹底的に画面越しで議論を重ねる」、「高め合える良い仲間に出会う」という3名の学生の言葉のなかにある、と述べました。皆さんもぜひ、恐れずに先生に質問したり、クラスやゼミのメンバーと画面越しで意見を交わしながら、互いに高めあうことのできる仲間と一緒に勉学に励んでください。

オンラインは学習面だけでなく皆さんの交流を深める可能性も秘めています。私自身週1回開催している学長ゼミのコンパをZoomで4、5回したことがあります。慣れてくるとなかなか楽しいものです。コンパまでいかなくても、互いに声掛けをしながらオンラインでのお茶会なども十分可能です。また以前に私が紹介したように、皆さん自身の手でZoomを利用した読書サークルなどを立ち上げることも可能です。そこまでは行かなくとも、本学の米山高生図書館長が主催する「オンライン読書茶話会」に参加することは少し勇気を出せばできます。どうか皆さん、本学の様々な行事に参加することによって、オンライン上でも対面に匹敵するような人間的交流を深めていってください。

本日、2021年5月28日付の日経新聞の『高校生向け特別版』の「30年後の世界を考える」という特集記事のなかで、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授は次のように述べていました。

「コロナ禍の中でも、対面が常識とされていたことをリモートやオンラインに切り替えて窮地を乗り切るだけでなく、新しい価値さえ生み出していく取り組みがさまざまな場所で見られました。人間の想像力、チームワークには希望を感じます。高校生の皆さんも、ピンチをチャンスに変えるつもりで色々なことに挑戦してほしい。いつもと違う今は、いつもと違うことに挑戦するチャンスです。」

私もまた、「いつもと違う今は、いつもと違うことに挑戦するチャンス」だと考えています。どうか皆さん、山中教授が述べるように、失敗することも、壁にぶつかることも、すべてが糧になると思い、勉学のみならず様々なことにチャレンジしてください。このチャレンジ精神こそが本学の創設者大倉喜八郎が皆さんに期待した「進一層」の精神です。

コロナの感染拡大が抑えられ、緊急事態宣言が解除され、皆さんが元気な姿でキャンパスに帰ってくる日を待ち望みながら、皆さんへの私からのメッセージを終えたいと思います。