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国際交流講演会を開催

  • 質の高い教育をみんなに
  • 人や国の不平等をなくそう
 

2021年10月11日(月)、東京経済大学小田登志子全学共通教育センター准教授の「英語アドバンストプログラム」授業内で、パキスタン出身のラジ・アフマド氏による国際交流講演会が対面・オンライン併用で開催され、国分寺市国際協会からの聴衆も含め133名の参加がありました。

ラジ氏はパキスタン・ギルギッド地方の「女子の教育格差問題」を直視し、解決のためのOLSS(Outliers Secondary School)という、日本の高校に相当する学校を設立した立役者です。ラジ氏は「ギルギッドにおける女子教育とミナワーにおけるOLSSの役割」というテーマで、ご自身の経験を熱く語りました。ラジ氏による講演は英語で行われ、小田准教授により逐次通訳が行われました。

講演の導入部では、日本人の多くはあまり馴染みのないパキスタンについて、写真も交えながら紹介が行われました。ラジ氏が設立した高校を累計95名が、縫製学校を40名が卒業しています。大学へ進学し、教師として活躍する卒業生もいるといいます。

ラジ氏の次の目標は、2025年までに女性を対象とした大学を設立することです。ラジ氏は「この目標は遠いように感じるかもしれません。しかし数年前にOLSS(日本でいう高校)を設立しようと思った時も、目標は遠いと感じたれけど、今では達成できています。決して不可能な目標ではありません」と決意を込めた口調で語りました。

質疑応答では、予定された講演時間を過ぎてもラジ氏への質問が続き、日本語のみならず英語も飛び交いました。なかでも「なぜ、ラジ氏はパキスタンに女性教育を普及させようというモチベーションを持ち続けているのですか?」という質問に対して、ラジ氏は「いい質問ですね」と次のように答えました。「私には姉妹がいます。彼女たちは私よりも聡明でした。しかし、ある年齢になると、私だけが学校へ行き、彼女たちは学校へ行くことができなくなりました。なぜ頭が良くて、やる気もある彼女たちが勉強を続けることができない環境なのだろう、と悔しさを感じたことが現在のモチベーションにつながっています」。ラジ氏の回答を参加者らは真剣に聞き入っていました。

積極的に英語でラジ氏へ鋭い質問をした南さん(経営2年)は、「私は授業でパキスタンやアフガニスタンについての教育事情について学びました。ラジ氏から実際に教育現場を女性に拡張しようとしているお話を聞き、女性教育を達成する困難さを改めて実感しました」と、コメントを寄せました。

学生記者:経営学部3年内田充俊