2021年12月22日(水)、東京経済大学 TKU Unlimitedは、「食品ロスに関する地域との取り組み」の一環として、本学正門前で学生のために竹茂食堂を運営する綾部義浩氏を招き、飲食店の食品ロスをテーマとした座談会を開催しました。
TKU Unlimitedは、本学のキャリアデザインプログラム(CDP)に所属する学生が運営する団体で、様々な取り組みを学生目線で等身大のメッセージを学生や社会に伝えています。今回は食品ロスを考えるプロジェクトチームが、今秋に国分寺マルイにて食品ロス削減に関する展示を行ったところ、綾部氏からお声がけいただき、今回の座談会が実現しました。
座談会で綾部氏は「仕入れたものを使い切らない」「商品を売り切れない」ことが飲食店にとっての食品ロスになると考えており、一般に世間の言う食品ロスと食い違いがあることを話しました。また竹茂食堂では、残されることが多い付け合わせのキャベツをオプションにしたり、ご飯の量を数種類から選べるようにしたり、仕入れたものは従業員内で共有したりするなど、日々の工夫も紹介しました。参加した学生たちは積極的に質問し、とても内容の濃い座談会となりました。
食品ロスプロジェクトの代表を務める小林桃子さん(コミュニケーション2年)は、「売る側と食べる側における食品ロスの考え方に隔たりがあり、この考え方の違いをどのように埋めるのか、また皆さんにどう知ってもらうかの視点が必要になる」と、コメントしました。
取材:学生記者 コミュニケーション学部2年 小布施知優