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2021年度大学院学位授与式を挙行

東京経済大学は2022323日(水)16:30より、大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)にて、オンライン併用で大学院学位授与式を挙行しました。

今年度は3月期修了者として、経済学研究科修士課程2名、経営学研究科修士課程2名、コミュニケーション学研究科修士課程5名および博士後期課程1名に学位が授与されました。

岡本英男学長は「私は以前、大学院を担当し指導していたので、皆さんの苦労はよく知っているつもりです。フィールド調査や文献調査に一生懸命取り組んでも、期待するような研究成果が出ずに苦しかったこともあると思う。それらの苦難を自分自身の力で乗り越え、博士論文・修士論文として成果をまとめあげたことで、人生に対する自信も得られたのではないか」「特に留学生の皆さんは、日本語という言葉だけでなく、日本の文化や習慣への適応も大変であったと思う。母国に帰国されたら、皆さんの言葉や行動を通して、世界と日本、本学の国際交流の懸け橋となることを希望する」「ロシアによるウクライナ侵攻にもみられるように、世界は極めて不安定な様相を示している。戦争によって世界経済は動揺するのみならず、核戦争の可能性すら指摘されるようになっている。地球温暖化や生物多様性の危機など、地球環境に関する数多くの問題もあり、これらは人類共通の課題である。このような多くの課題を乗り越える知恵を、どのように生み出し、どのように実行するかが今ほど鋭く問われている時代はない。これらの課題解決のための知恵を出すのは、学術研究に携わる大学の社会的使命でもあるが、みなさんのような柔軟な発想と新しい視点を持った若者の挑戦が期待されている。私は皆さんの挑戦に大きな期待を持っている」などと式辞を述べました。

岸志津江副学長は「この2年間は世界中の人々が新型コロナウイルスの影響を受けており、大学も感染防止に務め、オンラインで授業を受けられるよう努力をしてきたが、教員や他の学生と対面で学ぶ事が出来なく残念な気持ちもあったと思う。そのような不便な状況でも単位を修得し、学位論文を完成なさったことに心より敬意を表します」「研究すること、ある分野で何かを極めることは、その人ならではの物の見方、見解を持つことになる。物事を深く考え、自分ならではの物の見方を持つことは重要です。また、研究をしていくと、様々な分野の知識が蓄積されていく。それらをバラバラで頭の中にインプットする事で終わらせずに、自分なりの問題意識のもとに、まとまりのある知識を作っていくことも重要です。皆さんは大学院を修了され、既に多くの知識を習得しているので、それをさらに豊かにしていくことを期待しています」などと祝辞を述べました。

2021年度コミュニケーション学博士号を授与された平松恵一郎さんは「論文完成にあたっては、たくさんの先生方に、丁寧にご指導いただきとても感謝している。これからも研究を続けていきたい」と抱負を述べました。

<2021年度博士号授与者>

平松恵一郎さん 博士(コミュニケーション学)

指導教員:山田 晴通教授

論文題名:「テレビ情報誌─メディアに寄り添うメディアとしての存在価値」