2022年4月9日(土)、抜けるような青空のもと東京経済大学・中央大学・法政大学による対校戦第31回グリーンレガッタが開催されました。
活動再開から約1ヵ月という短い期間での調整となりましたが、東京経済大学端艇部は、6大会ぶりの総合優勝に向けて取り組んで参りました。
序盤、男子シングルスカル藤森翼選手(現代法4年)、男子ダブルスカル丹下郁弥選手(経営3年)、鈴木直也選手(経営4年)の2クルーが優勝し波に乗り後半を期待しましたが、結果は中央大学に総合優勝を許し、法政大学と共に総合2位となりました。
一方で、女子ダブルスカルの2位、男子舵手つきフォアの2位のレースは最後までトップクルーを追う粘り強さも見せ、3位となった各クルーも今年の次のレースに期待を持つことの出来るレース展開を見せてくれました。
グリーンレガッタは、一昨年は翌年に大会延期、昨年は無観客開催でしたが、3年ぶりに有観客開催が実現し、羽貝正美副学長(端艇部部長)、荒川雅一監査室長(端艇部副部長)をはじめ、大学関係者、葵水会(端艇部OB会)メンバー、ご父兄の方々等、感染症予防対策を講じながら本当に多くの方々の応援のもと、レースを行う事が出来ました。
インカレや全日本選手権も含めて、この2年間観客の居ない中でのレースを続けて来た選手たちも「これだけ多くのご支援者に見守られているという実感を得られた」と、レース後に語っていました。
また、今回は本学が当番校として、甲周子(かぶとちかこ)さん(コミュニケーション4年)が実行委員長を務めました。実行委員会は、例年であれば、前回大会を参考に3校で引き継いで行きますが、今回は3大学共に有観客大会を経験していない中での運営を任されました。この半年間、まさに暗中模索の状況が続いてきたと思います。大会広報と大会運営のための協賛金確保を兼ねたクラウドファンディングや、有観客開催のためのチェックリスト策定・大会での実践等、今までにない課題にも積極的に取り組み、本学7名のマネージャーをはじめ、3大学約30名の実行委員が連携を取りながら、確りと大会本番を終える事が出来た事を誇りに思います。
次の大会は、5月12~15日に「第100回全日本選手権」がTOKYO2020の会場でもあった海の森水上競技場で開催されます。東京経済大学からは男女7クルーが参戦する予定で、週明けから同大会に向けた部内選考が始まります。
今後とも、皆さまの応援を何卒お願い申しあげます。
文:東京経済大学端艇部 齋藤浩行監督
写真:矢野剛仁氏 提供