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「スマートニュースメディア研究所」の研究員によるゲスト講義を現代法学部1年次ゼミで実施

20221014日(金)、東京経済大学現代法学部の中里浩教授が担当する1年次ゼミ「社会・法学入門」で、スマートニュースメディア研究所の宮崎洋子主任研究員をゲストに招き講義を行いました。 

「スマートニュースメディア研究所」は、メディアリテラシーの教育やメディアについての研究会、ジャーナリストの支援などを行う機関で、講義は同研究所が開発したメディアリテラシーの向上を促すオンラインゲーム教材を活用して行われました。

学生らは、インターネット上にある実際の記事を用いて、SNSでの拡散によりフォロワーを増やすシミュレーションを行い、情報の受け取り方や真偽の見極め方について学びました。個人でのシミュレーション終了後は複数人で意見交換を行い、人によって情報の受け取り方や判断が異なる状況を共有しました。

講義に参加した学生は、「日ごろからSNSで情報をシェアする機会がある」という人が少なく、情報の拡散によってフォロワーの数を増やすという体験に新鮮さを感じていました。

宮崎氏はインターネット上での情報拡散の動機や、自分と同様の意見が表示されやすくなる「アルゴリズム」について解説し、「アルゴリズムと上手に付き合い、好み以外の情報にも積極的に触れることでフィルターバブル(※)を破ってほしい」と学生に語りました。 

※フィルターバブル…インターネット上でアルゴリズムが働くことによって、まるで泡の中に包まれたように自分の興味関心のある情報しか見えなくなること。

取材:学生記者 コミュニケーション学部3年 小布施知優