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「立候補談から問う選挙とメディア」ジャーナリズム論にてゲスト講義を実施

20221116日(水)、東京経済大学コミュニケーション学部松永智子准教授は、自身の担当する「ジャーナリズム論」に参院選東京選挙区に立候補した田村真菜氏を招き、ゲスト講義を行いました。 

田村氏は国際基督教大学を卒業後、2011年よりNPOの広報・PRに従事し、子どもの貧困の連鎖解消や不登校支援、若者就労支援、ひとり親支援、性被害支援などに尽力しており、2022年には3歳の子どもを育てながら参院選に東京選挙区より挑戦するも落選。しかし、投票日翌日の新聞報道で「子連れ選挙」をめぐる田村氏の問題提起が紹介されたことが反響を呼び、東京都選挙管理委員会ホームページのQ&A欄に新たな見解が追記されることにもつながりました。現在は母親候補者支援を行いながら育児と選挙問題を広く提起されています。 

当日は「立候補談から問う選挙とメディアー政界に女性や若者が少ないのはなぜか?」というテーマで、田村氏が実際に体験した選挙活動とその中で得た発見について講義が行われました。選挙活動が自身の子どもの負担にならないようにする方法や、子育てや子供の病気などで選挙に参加しづらい方に向けたオンラインイベントの開催など、女性候補者の選挙活動の現状や特徴、工夫などが紹介されました。またメディアによる取り上げられ方・扱いの差については、複数の学生が質問をする場面もあり、学生達は興味深そうに聞いていました。 

田村氏は講義の終盤、「まずは自分の自治体で、年齢が一番近い立候補者をSNSで探してみるということでもいい。実際に体験して分かることが沢山あるので、地域の立候補者の手伝いなど、身近なところから選挙に関わってみてほしい」と学生にメッセージを送り、受講生は当日の講義をもとに「記事を書く」課題に取り組みました。 

取材:学生記者 コミュニケーション学部3年 小布施知優