東京経済大学国際交流委員会は2022年12月13日(火)、「多様性の国マレーシアでの学びと交流」というテーマで、国立マレーシア科学大学日本文化センター所長の徳永誠氏による国際交流講演会をオンラインで開催しました。
徳永氏は高校生の頃、国際教育交流事業における高校生海外派遣団の一員として東南アジア3カ国を訪問したことをきっかけに、自身の価値観や人生と真剣に向き合うようになり、その経験から、大学卒業後の1985年には在日マレーシア広報担当書記官補佐、1991年にはマレーシア政府観光局東京マーケティング・マネージャーなどを歴任されました。
講演で徳永氏は、マレーシアがマレー系、中国系、インド系の3大民族をはじめ、120以上もの多くの民族が平和に暮らしている点から「アジアの縮図」のような国だと紹介し、さらにマレーシアの多様な環境において国際的に活躍するためには、英語を楽しく学び活用することが重要だと学生にメッセージを伝えました。
質疑応答では、国立マレーシア科学大学への日本からの留学生は多いのかと質問があり、「自分がマレーシアに駐在した約10年前は、日本人学生はいなかったが、留学生が増えるように尽力したことで、現在は春や夏の長期休暇のタイミングで200名程度の学生が留学に訪れるようになった」と10年の変化について紹介しました。
学生記者：経営学部4年 内田充俊
