2023年7月27日付静岡新聞朝刊で、静岡県内におけるリニアトンネル工事に伴う湧水の県外流出に問題で、JR東海があげた田代ダム取水抑制案に関してダムを管理する東京電力リニューアブルパワーと協議を開始した旨が報じられました。
記事の中で、東京経済大学経済学部野田浩二教授(環境政策)は、水権利に詳しい有識者として、JRが取水制限することで東電RP側に生じる損失を補償する方針を示したことについて「実質的な水権利取引と解釈するのが自然」と認識を示したうえで、「今後類似例が増え水権利の管理が大変になるのではないか」と、今回の変則的な対応に関して危惧するコメントを発しています。
※ニュースの掲載情報は2023年8月7日現在のものです。掲載終了の際はご了承ください。