2023年10月26日（木）、東京経済大学1号館A309教室にて2023年度夏季休暇期間に海外ゼミ研修へ参加した学生らによる「海外ゼミ研修成果報告会」を開催しました。
この海外ゼミ研究成果報告会は10月17日（火）から開催されており、最終日である26日（木）は、西下彰俊ゼミと田島博和ゼミが報告を行いました。
マレーシアで研修を行った田島ゼミは、現地で活躍している日本企業や、民族・生活規範の日本との違いを視察しました。また、マレーシア国民大学にてマレー系の民族衣装の体験や、バティック（現地で生産されている生地）作りを現地の学生と共に行い交流を深めました。マレーシア国民大学の方々との食事会では、スプーンやフォーク、素手など宗教により食べ方に違いが出ており、民族間の文化の違いを体感したと述べました。またクアラルンプールにある、イスラム教における礼拝のための施設「マスジット」（モスク）を訪問した際、特に女性は肌を見せてはいけないとう規定が厳格に示されており、男女格差や日本との考え方の違いを学んだと報告しました。
韓国のソウルを中心に研修を行った西下ゼミは、韓国の福祉や介護について報告しました。訪れた介護施設や看護従事者のサポートを行う団体の概要をはじめ、徘徊者を救助するためのブレスレットやQRコードといった日本にはない取り組みや工夫についても紹介し、発表の最後には「介護や人権を守るための取り組みには日本にないものが多く、介護従事者へのサポートも手厚い印象があった」とまとめました。また高麗大学での現地学生との交流や講義に参加し、韓国の文化に触れたことも述べました。
発表を行った西下ゼミの学生（現代法3年）は、「自分たちが現地で学んできたことを発表し、フィードバックもいただけたので、さらに学びが深まりました」とコメントを寄せました。
取材：学生記者 経営学部2年 福原英和、コミュニケーション学部4年 小布施知優
